江草 乗の言いたい放題
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2007年02月26日(月) JASRACはヤクザよりも悪質です        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 世界一せこいクレジットカード紹介のページを作りました。暇なときにごらんになってください。昨日の日記「きみは折田先生を知ってるか」に関して多くの写真付き目撃メールをいただきました。ありがとうございました。


 JASRAC(ジャスラック)とは何か。それは社団法人日本音楽著作権協会のことである。いちおう国内の作詞家(Author)、作曲家(Composer)、音楽出版者(Publisher)などの権利者から著作権の管理委託を受けるとともに、海外の著作権管理団体とお互いのレパートリーを管理し合う契約を結んでいることになっている。そして、膨大な数の管理楽曲をデータベース化し、演奏、放送、録音、ネット配信などさまざまな形で利用される音楽について、利用者の方が簡単な手続きと適正な料金で著作権の権利処理ができる窓口となっているという。そうして徴収するゼニは年間に1000億円にのぼる。この集まったゼニはいったいどのように使われているのだろうか。本当に著作権保護のために活動してくれてるのだろうか。この組織の実態は著作権の管理団体というよりは、どちらかというと著作権をネタにゼニを巻き上げる団体である。その具体的な事例をいくつか紹介しよう。

 和歌山市に「デサナフィード」というジャズレストランがある。このレストランに対してJASRACは2004年6月「JASRACの管理楽曲を演奏している」という言いがかりを付けて著作権使用料を求めてきたのである。それに対して経営者の木下晴夫さんは「演奏のほとんどは著作権に触れないクラシックやオリジナル曲」としてこの支払いを拒否した。JASRAC側は大阪地裁に演奏差し止めの仮処分を申請、そして木下さんは「使用料の必要な曲は演奏しない」と約束したのだが、大阪地裁は「演奏してないということを確認できない」という理由から演奏差し止めの決定を下したのである。木下さんはこの決定に対して、店に音声付きのモニターカメラを設置して演奏の様子をネットでライブ配信したのだ。つまり「演奏していないことの確認」を可能にしたのである。さすがに大阪高裁はこれを認め、抗告審では仮処分決定を取り消したのだ。

 さて、JASRACはこれで面子をつぶされたと思ったのか、大阪地裁に提訴したのである。「演奏中止の仮処分が退けられたケースは聞いたことがない。オリジナルと称している曲も元の曲をアレンジしただけで、使用料は払うべきだ」と頑固に主張。演奏の差し止めと、著作権侵害による損害金約250万円の支払いを求める訴えを大阪地裁に起こしたのだ。この裁判の判決が1月30日に出た。毎度毎度の馬鹿判決でおなじみの大阪地裁である。大阪地裁に公正な判断を期待する方がそもそも無理である。田中俊次裁判長は「将来的にも著作権侵害行為を続ける恐れがある」という理由から演奏差し止めやピアノ撤去、損害金約190万円の支払いなどを命じる判決を言い渡したのだ。

 現在ライブ中継していて「著作権を侵害していない」ということを明らかにしているにも関わらず「将来するかもしれない」という理由で裁かれたのだ。こんなむちゃくちゃなことがあるだろうか。我々は未来に犯す犯罪の可能性に関してまで裁かれないといけないのか。そんなことが可能なのはトムクルーズ主演の映画「マイノリティ・レポート」くらいである。「おまえはHだから将来レイプ事件をしそうだから逮捕」みたいなものである。とにかく「著作権法違反」という犯罪が将来絶対に起きないようにと楽器や機材をすべて撤去させろ、訴訟費用も払えという全くもってひどい判決だったのである。ジャズレストランで生演奏を楽しみにしている人々の夢をいとも簡単に奪い去ってしまったのだ。JASRACが音楽の普及を目的とするなら、これは明らかにそれに逆行する行為ではないのか。

 JASRACはこのジャズレストランのように音楽を演奏する店に対して「包括契約」という形でゼニの支払いを求めてくる。合法的な振り込み詐欺みたいなものである。現場に調査しに来ることなどなく、一方的に警告書を送り付けてきてゼニを払わせようとするのだ。飲食店からみかじめ料として法外なゼニをふんだくるヤクザの行為と基本的には同じである。しかもこのJASRACの請求は、必ずしも営利を目的としない場合にも行われるのである。

 たとえばある専門学校が卒業記念品として音楽や映像入りのDVDを作り、そのBGMにJASRACの管理楽曲を流したとする。それは別に販売目的ではなくてただ単に記念品としての意味しかないわけである。ところがJASRACはこのDVDに対して、一枚あたりいくらというふうに法外な金額をふっかけてくるのである。幼稚園のクリスマス演奏会で保護者の知り合いである地元のバンドが演奏したら、後日JASRACから「ゼニを払え」という請求が来るのである。障害者たちがスタッフとなって経営している喫茶店でコンサートを開いたら楽曲の使用料が請求されるのである。

 ここで100歩譲って、そうしてふんだくったゼニであってもちゃんと著作権者に渡ればいいじゃないかと思うのだが実はそうでもないらしい。これに関しては有名なオーケン事件と呼ばれる話がある。大槻ケンヂ氏が自作のエッセイ集に「筋肉少女隊」時代の曲の歌詞を引用したところ、それがJASRACの管理楽曲であることから使用料の請求があったという。自分の書いたモノに対してゼニを請求されることに不満を感じながらも大槻氏は支払ったそうだが、後日JASRACから支払われた印税の明細にはそのときに支払った分が全く入ってなかったらしい。JASRACが自分たちの取り分を抜いた残りは大槻氏のところに還流しないといけないはずである。ところが支払われなかったということは、JASRACはゼニだけ集めてそれを著作権者には払わずにフトコロに入れてることになる。これは明らかな詐欺である。

そしてこんな事例を考えてみよう。生演奏してるレストランで客がビートルズの曲をやれとリクエストしてきたとする。演奏する側はそれを「楽曲使用料を払わないといけないからできません」と断ることができるだろうか。実際に2006年11月9日に、練馬区でスナックを経営していた豊田昌生さんが逮捕されているのである。豊田さんはJASRACとと利用許諾契約を結ばずに、客の求めに応じて、ビートルズの「イエスタデイ」など外国の曲計33曲をハーモニカで演奏したり、ピアニストに演奏させたりした疑いを掛けられ、JASRACは契約に応じないということで刑事告訴、逮捕となったのである。そもそもこれが「逮捕」に至るほどの事例だろうか。

 自分たちの曲がそうしてハーモニカで演奏されてることをあの世のジョン・レノンは喜ぶことはあっても、「ゼニを払え」などとは言わないだろう。これでは音楽の普及ではなくて阻害である。日本中の生演奏を売りにする店をぶっつぶすつもりなのだろうか。JASRACのWEBサイトなどで管理楽曲の使用料に関わる項目を見たが法外な値段である。とても場末の店に支払える金額ではない。それは誰が負担させられるのか。演奏家として生計を立てている人たちの多くはそれほど収入に恵まれてる訳ではない。ところがそうした人たちからも容赦なくJASRACは搾取しようとしてるのである。これでは日本の音楽は滅びてしまう。JASRACが本来すべきことは、経済的に恵まれない演奏家などを積極的に保護や支援することではないのか。それが音楽の裾野を広げ、豊かな文化を創造することにつながるのではないか。逆に彼らの生活を困窮させてどうするのか。

 オレのこの日記を見つけたJASRACの方は嬉々として名誉毀損訴訟の準備を行うのかも知れない。ダイヤモンド社の記事によって告発された内容に対してJASRACは訴訟を起こそうとしている。ゼニだけはたんまりあるからだ。同様のことを書くオレに対しても訴訟が起こされる可能性はある。オレは事実とその感想をここに記してるだけなのだが、その事実が気に入らないのだろう。もしもそんな愚劣な批判つぶしを本当にやろうとするなら、どうかJARAC内部にいる善意の方が声を上げて欲しい。オレはJASRACのサイトで役員一覧のところを見た。音楽を愛し庶民に娯楽を提供するために多大な功績を残した多くの方々の名前を拝見した。今、不当な演奏家イジメによって音楽が危機に瀕してるという実態を見て、あなたたちは何も感じないのか。自分たちの所属する組織のそうした暴走に対して、何ら良心の呵責を感じないのだろうか。私はあなたがたの音楽を愛する心に訴えたいのだ。

 JASRACが本当に摘発しないといけないモノは他にあるはずだ。そんな弱いモノイジメなんかではなく、あの民度の低い国で大量に生産されてるコピー品こそ取り締まりの対象ではないのか。今のような弱気をくじき、強気を傍観する態度がオレには我慢ならない。現状のJASRACのやってることはヤクザ同然である。いやもっとタチが悪い。ヤクザは自分たちのことを悪と認めてるが、JASRACは正義の皮をかぶって司法までも味方に付けているからである。


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