江草 乗の言いたい放題
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2007年01月28日(日) 耐震強度偽装問題の本質とは何か        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 構造計算書の偽造によるマンションやホテルの耐震強度が偽装されていた問題に関して、なぜか建築士が責任を負わされている。しかし、なぜこの問題はその本質論が抜きになって姉歯秀次や水落光男といった建築士個人の犯罪のように処理されているのか。オレはどうもそれが納得いかないのである。彼らはそんなことをして一体何の得があるんだ。これによって得をしたのはいったい誰なんだ。そして損をしたのは誰なんだ。それを明らかにしないとこの問題の本質は見えてこないのである。

 保険金殺人が発生した時、その死亡によって得をするのが誰かということがわかればすぐに犯人の目星がつくように、今回の構造計算書の偽装の問題も、実際に得をするヤツが一番悪いに決まってるのである。その事実を全く指摘しない腰抜けマスコミの姿勢にオレはあきれている。この問題を正面切って取り上げるのはオレの暴言コラムときっこの日記しかないのか。もしもそうであるならばなおのこと、オレは書かないといけないのである。

 まず、柱の数を減らしたり鉄筋を細くしたりしてコストを下げれば誰が得するのか。工事を発注する単価を抑えることができる発注元と、やはり材料をケチってコストを浮かすことのできる施工主のゼネコンが得をするのである。ところがそうやって完成した物件は利用者にはそのカラクリはわからないから、マンションは相場の価格と大差ない値段で取引されるし、ホテルも周辺の料金に釣り合うような価格設定がされるわけだ。安いコストで建てることができたマンションが他のちゃんと作ったマンションと同じような値段で売れるなら大儲けである。手抜き工事で安くあげたホテルが他のちゃんとしたホテルと同じような売り上げならこれもまたぼろ儲けである。実際に得をするヤツらが黒幕であるという前述の論理をあてはめるなら、建築主であるアパグループの会長夫妻や施工主の熊谷組が実際に得をしているわけである。

 熊谷組は「設計図面に忠実に施工し強度不足だったという事態は、現場担当として想定できないこと」としているそうだが、どうもオレにはこいつらの論理がわからないのである。いったい現場で何年仕事をしてるんだ。おまえらにはプロとしての誇りはないのか。現場にボンクラの人間しかいない熊谷組などいますぐ解散させてしまえ。そんなゼネコンが存在すること自体が日本の恥だろう。

 すでに社長がゼニを隠してうまく計画倒産した木村建設は基本的にクソ会社だったが、少なくとも熊谷組と言えば東証一部上場、日本を代表するゼネコンのはずである。そんなところまでがこの構造計算書偽造に関わっているのである。オレのような疑い深い人間は、おそらくほとんどのゼネコンがこういうことを日常的に行ってるんじゃないかと思ってしまうのだ。そうでないのならちゃんとそうでないことを示して欲しい。設計図面を見せられて、「そんな危険な建物を造れるか」と拒否するような骨のあるところはなかったのか。どこもみんな暗黙の了解でこの悪巧みに参加していたのじゃないか。「わからなかったらOK」という感覚で。

 そこでオレは考えるのである。もしも黒部ダムの構造計算が偽造されていたらどうなるのか。水圧に耐えられずにダムが崩壊すれば下流には大変な被害が出るだろう。少なくともそんな馬鹿げたことはしないはずである。営業中のデパートの床が抜けたり、突然川に掛かってる橋が崩落するようなお隣の国とは違うはずなのである。そんな情けないものを造ってしまうということは技術者としての誇りが許さないはずだ。かつての日本の高度成長を支えてきた男たちというのは、技術者としての高いプライドと強い意志を持つサムライたちだったはずである。今の日本にはそんな男たちはもういなくなってしまったのか。建築主とゼネコンが金儲けをするための悪巧みをそのまま唯々諾々と受け入れて保身をはかるだけの情けない人間ばかりになってしまったのか。オレはそれが悲しいのだ。安倍晋三の著書の題名どころか、日本はなんて醜い国になってしまったのだとオレは嘆かわしく思うのである。

 かつて家を建てるという仕事には喜びがあった。自分の建てた家で幸せに過ごす家族の幸福を願いながら、大工さんたちは自分たちの務めを忠実に果たしたのだ。「こんなに細い鉄筋で大丈夫かよ」「なんで筋交いを減らすんだろうな」「そんなことオレたちには関係ねえだろう」「口出しせずに図面通り作ればいいんだよ」と談笑しつつ、住む人の幸福を守るどころか住む人を殺すマンションやホテルを平気で建ててしまう連中は殺人未遂で裁かれるべきである。

 阪神大震災で亡くなった6434人の多くは地震によって亡くなったのではなく、地震で壊れた家によって殺されたのである。危険なホテルやマンションを建てた行為の罪をすべて「建築基準法違反」ではなく「殺人未遂」で裁くことが、このような馬鹿げたことを繰り返させないためにも必要なのだ。
 建設業界と言えば自民党のスポンサーみたいなものだ。この腐敗の構造の一角に政府与党がしっかりと加わってることは間違いない。それを叩くことのできる野党の論客が誰も存在しないということもオレにとっては許せないことの一つである。

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