江草 乗の言いたい放題
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2006年11月27日(月) そのズル休み野郎をクビにしろ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 「わが子のキンタマを切る母親」・・・この母親は懲役5年だったということですね。しかし、このような行為の量刑は何が妥当なのかわかりません。

 長野県塩尻市スポーツ振興課の職員、島津英明は「病気療養」という口実で半年間も休んでいたのである。彼は6月下旬に精神的な病気から精神科医の診断書を提出。「食欲がないし気力もない。部屋から出る気もないし、好きな陸上の練習をする気もない」などと説明して半年間の療養休暇を手に入れたのだ。そうやって休んでる間、いったい何をしていたのだろうか。パチンコ三昧だったのだろうか。オレはこのズル休み野郎がいったい毎日何をして過ごしていたのか興味があるのだ。

 なんでもこいつは「走志走愛(そうしそうあい)陸上競技通信」というタイトルのブログさえ持っていて更新中だったのである。そこには日々の練習や遠征の記録が記されていた。病気療養という状況でなかったことはあきらかである。どうせなら開き直ってブログの題名も「ズル休み公務員の日々」にすればよかったくらいである。

 さて、この男の療養休暇をなぜズル休みとオレが断定するかというと、2006年10月8日に行われた第58回全信州陸上競技大会において、400mで島津英明は53秒7という記録で優勝しているのである。100mでは11秒9で3位に入賞している。なかなかの好タイムなのである。食欲がなくて気力がなかったわりにはものすごくいい記録なのである。ズル休みして毎日練習に励んでいたのだろうか。それとも塩尻市にはスポーツに専念する職員には職務を免除するという暗黙の了解があったのだろうか。その証拠に療養と称して休暇をとっていた間も、給与は全額支給されていたからである。

 公務員というのはこんなにお気楽な世界なのだろうか。オレはあまりのことにあきれてしまう。こんなクソ野郎を税金で養ってるのである。ニートに給料を払ってるようなものである。塩尻市民はいますぐに島津英明が不正に受給した給与の全額の返還を求めて抗議するべきだろう。とにかくオレが塩尻市民なら絶対にこういうことは許さない。いますぐそいつをクビにして給与全額を返還させるか、あるいは市民の奴隷として毎日5時間くらい残業させて過労死寸前まで働いてもらうかどちらかだ。少なくとも体力だけはありあまっていそうである。苛酷な勤務でも十分に勤まるだろう。

 しかしこのサボリ野郎に対して塩尻市は何の処分もなく、ただ「まわりから見ればふさわしくない」と口頭で注意しただけなのである。「きみ、休暇中に名前の出るような活動はいかんよ。いくら趣味の陸上でも。」「家にいても気が滅入るので、たまたまあった大会に出ました。以後気をつけます!」というやりとりでもあったのだろうか。奈良市をはじめ全国で「病気休暇」と称して長期のズル休みをしてる公務員が次々と話題になってるが、民間企業ならとうてい考えられないこうした事態を当のお役所はどう考えてるのだろうか。

 少なくとも島津英明が「部屋から出る気もないし、好きな陸上の練習をする気もない」と語ったことは真っ赤なウソだったのである。虚偽の理由で休暇を取ること、その期間の給与をもらうことは詐欺罪には当たらないのか。それとも他にこういう類の職員が大勢いるので注意できなかったのか。塩尻市の人事課では「ブログは確認していない。練習は本人がしていないと言っているし。部屋にこもりがちだったのが、大会に出場したということはある程度気持ちが楽になってきたのでは」と前向きで処分も未定であるという。要するに何のお咎めもないということなのである。こんなふざけたことでいいのか。

 このような市役所の対応は、納税者である市民をあまりにも舐めた行為である。仮病でズル休みしていたことがバレた以上、懲戒免職という形で厳正に処分することが当然のことではないのか。こんなヤツを野放しにしていれば、他の職員も「仕事なんかしなくてもいい」と甘えたことを考えるのではないか。

 ズル休み公務員のスポーツ大会出場は過去にもいくつか報告されている。平成16年には神戸市環境局の50代と30代の男性職員2人が腰痛などを理由に病欠を繰り返しながらスキー大会に度々出場。一人は長野県の大会で個人優勝し雑誌にも登場してそれぞれ6カ月と1カ月の停職処分になっている。仕事が出来ないほどの腰痛だがスキーはできたのである。

 かつてオレも公務員という身分だった。一度だけオレは本当に病気で入院して仕事を3週間にわたって休んだことがある。十二指腸潰瘍で吐血してとても教壇に立てる状況じゃなかったのだ。その休んでる間、自分の代わりに試験を採点してくれたり授業を代わってくれたりしている同僚たちのことを思うといてもたってもいられなかった。自分の不養生のせいでまわりに迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだった。なぜ平気で休めるのか。なぜ迷惑をかけても平気なのか。オレにはそうした連中の心理が全く分からない。そういう感覚の人間がなぜ社会生活を営むことができるのかがわからない。少なくともこの島津英明という無責任サボリ野郎に公務員という身分を与え続けることは間違いだとオレは思うのである。塩尻市民は断固としてこの男の免職を要求するべきである。


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