江草 乗の言いたい放題
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2006年11月11日(土) 日本一せこい会社、その名はCANON        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 CANONと言えばパソコン用プリンターのシェア1位を誇る勝ち組企業なんだが、とにかくそのインクが高い。インク代のコストが馬鹿にならないのである。オレが指導してる部活動でもCanon PIXUS (ピクサス)iP90というプリンタを使用しているのだが、インク代がやたらかかるので困っている。純正のインクカートリッジは驚くほど小さく、ほんのわずかしかインクが入っていないのだ。なんでこんなものがこんなに高いのかと悔しくてならないのである。

 そういうわけでインク代を節約する方法として、純正品ではないリサイクル品や詰め替え用のインクを使うことになるわけだが、そうした詰め替えインクやリサイクル品を販売する業者をCANONは裁判に訴えるといういやがらせを行って、ぼったくり価格としか思えない純正品のシェアを守ろうとしているのである。せこさ満点である。そんなせこい企業の社長が経団連会長だから全くもって許せないのである。

 そもそもエコロジーということを考えた時、リサイクル品を使うというのは正当なことである。それを妨害するこのCANONの経営姿勢は、21世紀の企業としてふさわしくないことはあきらかだ。一方、インクの専門店エコッテでは、キャノンエプソン用の詰め替え用インクをかなり安価で販売しているのである。オレはネットでその価格を見てびっくりした。これを使用すればインク代を劇的に減らせるからである。

 しかし、CANONもせこさ日本一である。そんなに簡単に節約させてはくれない。純正品を使わずに詰め替えインクを使うようなCANONさまへの忠誠心の欠けたふとどきなユーザーにはちゃんと罰を与えるようになっていたのだ。CANONのBCI-7eシリーズ,BCI-9PGBKのインクタンクにはICチップが付いている。たかがインクタンクにICチップを付けるのはなぜか。不正に詰め替え用の補充インクを使用する卑怯(いや、ケチ)なユーザーに対して、脅迫メッセージを流すのだ。インクを詰め替えたカートリッジをプリンタ本体にセットすると、次のようなメッセージが出るのである。「インクが補充されたインクタンクを使用して印刷を続行する場合は、プリンタのリセットボタンを5秒以上押してください」なんでそんなことまでチェックされるんだ。

 どんなインクを使おうとこっちの勝手じゃないかと文句も言いたくなるのだが、とにかくその指示に従って5秒以上リセットボタンを押すという操作を行ってみる。すると「インクが補充されたインクタンクを使用したことを履歴に残します。この操作を行った後、インク残量検知機能は解除されます」「インクを補充したことが原因の故障については、キャノンは責任を負いかねます」という脅迫メッセージが出るのである。要するに「詰め替えインクなんか使いやがって馬鹿野郎、故障したって知らねえぞ。」という意味である。普通は購入後1年以内なら無償保証期間となるわけだが、このリセットボタン5秒というのは、無償保証期間も保障対象外(つまり一年以内に故障しても補償の対象にはならない)となる場合があるという確認(承認)作業の意味があり、しかも大変重要な機能である「インク残量検知機能」が解除されてしまうのである。印刷がかすれて消えたりするまでインクが減ってることに気がつかないと言うことになる。

 さて、エコッテ社の詰め替えインクと、CANONの純正品とはどれくらいの価格差があるのか。比較してみよう。ip90用のインク純正品であるBCI-15 ブラック(2個パック)はアマゾンでは1290円である。2個入りだから1個あたりなら645円ということになる。これに対応したエコッテ社の詰め替えインクは4回詰め替え可能なものが861円で売られている。インクを一回補充するコストが215円だ。つまり、約1/3のコストになるということである。インク代が1/3になるのなら、こんなひどい脅迫をもらってもやはり補充用インクを使いたくなるぜ。それにしてもインクの残量表示が出なくなってしまうのは不便である。なんでこんな手の込んだいやがらせを仕掛けてくるのだろう。オレはCANONという企業の姿勢を疑ってしまうのである。

 もちろんインクカートリッジをぼったくり品の純正に戻すと残量表示はもとに戻る。しかし、一度でも詰め替えを使用したという履歴は残ったままになる。この履歴を盾にしてCANONから法外な修理料金をぼったくられたり、時には修理さえしてもらえなかったりするのはかなり痛いぜ。オレみたいに常時数台のパソコンを使えるようにしていればいいのだが、そういうユーザーばかりでもないだろうに。詰め替えインクを使ってもいいけど、故障したときは素直にあきらめましょうという戦略だとオレには思えるのだ。

 オレは詰め替えインクを販売する業者をすべて擁護するわけではない。中には故障の原因となる粗悪品を販売する悪質な業者もあるだろう。そういう業者がどこなのか、オレは2ちゃんねるの書き込みなどを見ながらいちおう情報収集には努めている。そもそも最大の原因は、CANONもEPSONも詰め替え品を自前で出してくれないと言うことである。他社に勝手に使用されたくないそんなすばらしいインクカートリッジを、どうして一回の使用で捨てさせるのだ?もったいないし、それこそ矛盾するだろう。そんなありがたいCANON様のカートリッジを何度も使用できるように、自社で作った再生品を純正の新品の横に並べて売ればいいだけじゃないか。そして「再生品は若干美しさが落ちます」と書けばいい。ユーザーのすべてが最高品質を求めるわけじゃない。買う側に選択させればそれで済むことである。

 問題なのは携帯電話と同じく、プリンタを安くしてインクで取り戻すというそのビジネスモデルなのである。その歪んだ実態が現状のリサイクル品の横行につながってるのである。

 プリンタが一度買ってずっと使えるものならば再生品でも全くかまわないのだが、実はプリンタには寿命がある。オレの使ったことのあるいくつかのCANON製のプリンタは長期間使用すると必ず「廃インクタンク」がマンタンになった。必ず発生するのだ。ところがこれは故障扱いで有償で修理することになる。使っていれば必ず起きる状況なのだが、そんなことはオレの持つマニュアルのどこにも書いていない。プリンタメーカーとしては、どの程度使用すればこの状況になるのかを情報開示すべきである。もちろん販売にマイナスになる情報はすべて伏せられている。最初から寿命が存在するのに、その情報は全く伏せられているのである。最初から「故障扱いの修理」が予定された欠陥工業製品が、CANON製のプリンタなのである。

 もちろんCANON側にも「おまえがたくさん使ったから悪い」という言い分があるだろう。しかし、たくさん使ってインク代を払ってくれたお客さんなのである。それこそ無償修理すべきだろう。純正品インクを使ってるかどうかがわかるならなおさら無償にすべきである。その部品を自分で取り寄せて交換したら安くできると思って交渉したら絶対にだめだと言われて売ってもらえず、仕事で使うのでやむなく高価な修理代をぼったくられたのだ。しかしその修理は下請けの会社に回して取り次ぎマージンを抜いているせこい会社、それがCANONである。下請けの修理業者と直接取引して中間マージンをカットしようとしたら、修理業者が「それをやるとCANONさんから仕事がもらえなくなります」と泣きつかれたことがあった。それはかなり前のことだったが今でもその体質は変わっていないのだろう。

 この卑怯なやり方は企業業績には確実に貢献している。だからオレのCANONに対する投資判断は「買い」である。オレはCANONという企業のせこさは嫌いだが、投資というのはもうかればそれでいいのである。ただそのセコイ商法と今時リサイクル品に背を向けるという環境意識の欠けた戦略を世界がどう判断するかはオレにはわからない。もしかしてリサイクル先進国のドイツではちゃっかり再生品を売ってないだろうな?もしもそんな卑怯なことをしてるならオレは全力で罵倒するぜ。ドイツに住む人がいればぜひ実態を教えて欲しい。


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