江草 乗の言いたい放題
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2006年11月07日(火) 群馬大学をいますぐ廃校にせよ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 この事件を取り上げるのは二度目です。前回の日記「55歳で医学部受けたらアカンのか?」もごらんになってください。

 大学の入学試験は絶対に平等かつ公平でなければならない。合格点を上回ってるのに不合格にするようなことは断じてあってはならない。事実これまでに採点ミスが発覚した場合、大学は必ず不合格を取り消して入学を認めている。ところが群馬大学医学部は合格ラインを超えていた東京都目黒区の主婦、佐藤薫さん(56歳)を2005年春の入学試験で一方的に不合格にした。もちろん佐藤さんは裁判所にそのおかしさを訴えたのであるが、前橋地裁はその訴えを却下した。学力試験で合格ラインをこえていても面接で不合格にした大学側の裁量を認めたのである。こんな馬鹿なことがあっていいのか。

 裁判所とはそもそも法に基づいて正義を実現する機関ではないのか。大学が学力試験によらずに面接で恣意的に合格を判定できるとすれば、裏口入学や情実入学、有力者の子弟の優先合格などなんでもありになってしまう。そもそもなんのために学力試験を行ってるのかという意味さえもなくなってしまうじゃないか。医学部の入学試験でこんな不公正がまかり通ってるのなら、おそらく今回の事例だけではないはずだ。群馬大学の過去の情実判定を一斉に洗い出すべきだろう。絶対にあるはずだ。

 過去に佐藤さんは何度も群馬大学を受験していたという。なぜ最初に受験する前に「あなたが仮に合格点をとったとしても我が校はあなたを落とします」という事実を伝えなかったのか。受験を認めた以上、少なくとも公平にその学科試験を判定する責任は大学にある。面接が点数化されるのならすべての学生の点数を公開してそれを裁判の証拠資料として提出し、他の受験生にくらべて著しく劣っていたという証拠を提示すべきだろう。もちろん受験生もこれからはICレコーダーでも持参して、万一面接のせいで落とされたとしたら裁判を起こすための証拠を作らないといけないかも知れないが。

 群馬大学側は面接資料の開示拒否について「今後の入試に差し障るため」と説明している。これまでいかに恣意的に判定してきたかがバレるのがいやなのだろうか。「この女子学生は美人だから合格」「このキモヲタは来て欲しくないから不合格」という実態が明らかになれば面白いのだが。面接の結果で佐藤薫さんが不合格にされたということは、面接で大幅な減点があったということである。学科試験の点数を大幅に逆転するような配点が面接に与えられてるのならば、なおのこと大学側はそれを証拠資料付きで立証しないといけない。この場合の立証責任は受験生である主婦ではなく、大学側にあり、今回の判決で原告の立証不足を指摘して訴えを退けた松丸伸一郎裁判長には一言「馬鹿」と言っておきたい。

 一人一人の国民の権利を守るべき立場の裁判所が、不当な年齢差別によって一人の受験生の学習の機会を奪った横暴な大学に対して是正を促すのではなく、その横暴さを認めた今回の判決にオレはあきれている。少なくとも国立大学はすべての国民に対して平等に門戸を開くべきだ。税金で運営されてる以上それは当然のことである。私立大学だって税金から補助金をもらってるわけで、やはりすべての国民に平等に門戸を開くべきだろう。美人だからイケメンだから合格だとか、金持ちだから合格だとか、日本国籍がないから不合格だとか、白人だから合格で黒人だったら不合格だとか、そんな差別は断じてあってはならないのである。

 しかも群馬大学のWEBサイトにある入学案内には、年齢による受験の制限はありませんと明記されている。それにも関わらず年齢を理由に不合格にするのなら、これは誇大広告であり、大学側はそこに書かれてることがウソであったことをきちっと謝罪すべきである。文部科学省は年齢による差別を行った群馬大学に対して直ちに是正勧告をするべきであり、場合によっては学長を更迭すべきだろう。ここでは重大な憲法違反が行われているのである。国民はその能力に応じて学ぶ権利があり、その場を提供するものの一つが国立大学である。そんなこともわかっていない馬鹿裁判官の松丸伸一郎もついでにクビにしてくれ。

 仮にオレのようなむちゃくちゃな人間が大学の学長であったとしても、素晴らしい美人だから合格にするとか、どうしようもない不細工な顔だから不合格にするとかいうことはやはりできないのである。美人が不合格になるのは悲しいが、点数が合格ラインに足りなかったらやっぱりあきらめるのである。入試とはそんな非情なものである。

 学問には手段としての学問と目的としての学問がある。大学で学ぶことというのは手段ではなく、それ自体が目的として完結してるものだとオレは考える。別に医学部に行くことの目的が医師になることではなくてもかまわないわけで、医師になるには年を取りすぎてるということがすなわち不合格の合理的な理由とは言えない。もしも医師になる可能性が低いことが理由だったら、医師国家試験に合格できなかった連中はみんな入学する資格のなかった人間と言うことになる。そんな馬鹿なことはないだろう。医師国家試験に合格できずに医師になれなかったとしても、医学部で学ぶということがその人にとっては大学に入学した目的だったわけだ。

 受験勉強というのは合格するためにするものである。どんなに苦しい勉強であっても合格という結果が出れば報われる。ところが最初から合格の可能性がなかったのなら、その勉強には何の意味があったのだろうか。何年も掛けて勉強して必死で頑張ったことが、すべて徒労でしかないなんてあんまりだ。一枚も当たりくじのない宝くじを買わされるようなものである。どうして彼女の努力を群馬大学も馬鹿裁判官も認めないのか。18歳の高校生ならまだ浪人して何度でも受験しなおせる。しかし、年齢を考えれば彼女には後がない必死の戦いだったのだ。そんなこともわからないのだろうか。

 人は無限の可能性を持つ。佐藤薫さんが55歳で大学医学部に入学して66歳から医師として働きはじめたとしても、120歳まで生きて死ぬ寸前まで現役の医師としてがんばったら54年間も社会に貢献できるのである。入学試験の平等さを軽視し、恣意的な合否判定を行うこのイカサマ大学、群馬大学は即刻廃校にすべきだろう。教授たちは全員クビだ。いますぐ校舎も取り壊してしまえ。ついでに「法の下の平等」の意味が分かっていない馬鹿裁判官の松丸伸一郎、おまえもいますぐ罷免されて大学取り壊し作業の作業員として働くべきだ。そんな不公正な判決を下すヤツに裁判官を続けさせればこれからどんな馬鹿判決が出るかわからないぜ。


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