江草 乗の言いたい放題
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2006年08月13日(日) お墓参り代行業が人気なのだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 私の個人的お気に入りです。お盆休みにぜひ読んでみてください。この日の日記に関して、イチロさんという方がブログで話題にされました。大変興味深い記事ですのでそちらもぜひご参照ください。


 お盆である。オレもそろそろ田舎の墓参りに行くつもりである。お盆に墓参りをするのは日本人のお約束なのである。その墓参りだが、なんと最近は代わりに墓参りをやってくれるビジネスがあると聞いてオレはびっくりした。そんなもの、自分で行かないと意味がないだろう?と思うのだが、墓が荒れ放題になってるよりはマシということなのだろうか。さっそく「墓参り代行業」で検索を掛けてみた。するとかなり多くの業者がこのビジネスに参入していることがわかったのである。どの程度の料金でどんなサービスが受けられるのか、さっそく内容を確かめてみた。埼玉のある業者は7500円でこんなサービスだった。

ご先祖様に合掌(清掃とお参りをさせていただく事の報告)

掃除・墓石を水洗い・花立てを水洗い・水鉢を水洗い・香炉を水洗い・その他周辺にあるものを水洗いする

周辺のごみ拾いや、目に付く雑草を抜く

花を供える

水鉢に水を供える

線香をあげる

ろうそくを灯し般若心経を唱える

写真を収める

写真を送付

 この「写真を送付」というのが要するに「ちゃんとお参り致しました!」という証拠写真になるんだろうな。石材業者がお墓ビジネスの一つとして墓参り代行業を請け負ってるものも多かった。便利屋さんがこのビジネスをサービスの一環として実施してるものもあれば、どう考えても個人でやってるとしか思えないものもあった。確かにこれは一人でもできるビジネスである。これから認知度が上がれば需要も増えるだろう。高齢でお墓参りをするだけの体力がなかったり入院中で行けなかったり、転勤などで遠くに引っ越してしまって先祖代々の墓になかなか行けないという場合もあるだろう。

 オレの場合たまたま先祖代々の墓がクルマで40分ほどの所にあるからすぐに行けるのだが、母方の先祖の墓は鹿児島県坊津町(現在は南さつま市)にある。もう長いこと行ってない。母も数年前に行ったきりで死ぬまでにあと一回行けるかどどうかだ。それで母にこの「代行業者」のことを話すと「おまえはアホか!」と言われた。まあオレも自分でお参りしないのはどうかと思っていたので母が息子に向かって「アホ」という気持ちもよくわかる。

 ただ、オレが疑問に思うのは、墓の場所というのはかなりわかりにくいということである。無数にそこら中に広がる墓石群の中にある自分の家の墓がわかるのは場所を覚えてるからであり、その位置をどうやって説明すればいいのか。たとえば今ここで紙に墓の見取り図を書いて第三者に説明する自信がオレにはない。逆に絶対にあの場所にはたどり着けないだろうという妙な自信があるくらいだ。探すのを困難にする理由は他にもある。オレの田舎では「○○家代々の墓」の「○○家」の部分が同じものがそこら中に無数にあるのだ。田舎は同じ姓が多いのである。もちろん自分の家の墓がどれであるかはそれぞれの家がみんなわかってるわけだが、第三者がそこで目的の墓を探すのは至難の業のような気がするのである。もしも間違えて別の墓にお参りしてしまったらどうするのだろうか。

 送付された写真を見て「これ、違います」とわかればまだいい。お墓の写真からだけでは家族もわからない場合もあるだろう。そんな問題点をこの墓参り代行業は備えているのである。山奥のへんぴなところに墓がある場合はどうなのか。その場所にたどり着くためには自動車から降りて何時間も歩かないといけない場合、同じ価格で代行サービスを提供することは不可能だろう。たとえば京都の北山には廃村八丁と呼ばれる集落があるが、そんなクルマも満足に入れないところに墓参りしてくれと頼まれたらどうするんだ。代行業者の中にはネットで申し込みフォームを用意してるものもある。いったいどうやって墓の場所を説明するんだ。とオレはさまざまな困難を想像するのだが、きっと業者の方はそうした数々の事例を検証してしっかりと対策を立てているのだろう。たいしたことである。

 オレがお盆に墓参りをする先祖代々のお墓に眠る人で、オレが直接知るのは祖母だけだ。昭和63年の夏、亡くなった祖母は確か90歳だったと思う。あれからほとんど毎年、オレは長期の旅行で大阪にいない年を除いてはたいていお墓参りを欠かさずにしてきた。祖母は文字の読み書きが出来なかった。泉州地方ということで紡績の工場がそこら中にあって、そこで働いていた祖母は何かをメモしないといけないとき、自分にだけわかる謎の記号を書いていたと父から教えてもらった。小学生の頃、オレは夏休みに田舎で祖母と過ごしたことを思い出す。あのときもう祖母は70をこえていた。オレのために七輪で玉子焼きを作ってくれた。寝る時間が異常に早くて、夜8時に布団に入らされたので朝は5時に目が覚めてしまったぜ。その時に一緒に遊んだ二つ上の従兄弟(本家の跡継ぎ)は、今は医師となって働いている。明治生まれの祖母の名前は「アイ」だ。大塚愛と同じなんだぜ!かわいいじゃないか。


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