江草 乗の言いたい放題
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2006年08月04日(金) オレをご主人サマと呼べ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 言いたい放題セレクションのページを更新しました。最近2ヶ月の分を追加しました。


村本卓也(42歳)、趣味は女性の監禁。父親が土建業者だった関係で親にもらったマンションが、その舞台となった。マンションの部屋はほとんどが空き室、そのどの部屋も村本は自由に使うことができたのである。お見合いパーティーなどで若い女性を物色しては「同居しよう」という甘い言葉でだましてそのマンションに連れてきて、その直後から女性を奴隷として服従させる生活を繰り返していたのだ。

 その村本卓也とはいったいどんな男だったのか。「およそ女の子が近づくようなタイプではなかった」。村本容疑者の幼少のころや逮捕前の姿を知る関係者らの話からは一様に、「暗いイメージ」が浮かび上がるという。被害者の女性は「二重人格だ」と話し、現在もおびえているという。そのマンションの1階で以前に喫茶店を経営していた女性(60歳)は、「およそ女の子が近づくタイプではなく、友達がマンションに訪れるということもなかった。結婚話も聞いたことはなく、なぜ女性が監禁されたのか不思議でならない」と語っている。顔を合わせてもいつも、鬼のような形相をしていて不機嫌で、声をかけるのがためらわれたとか。

 社会の中で自分の場所を見つけられず、他者と上手に関係を作れないこの男は、女性を監禁して支配し、その女性から自分を「ご主人様」「だんな様」と呼ばせることに生き甲斐を見いだしていたのかも知れない。とんでもないクソ野郎である。

 2004年の3月、村本と同居していた女性が衰弱して死亡した。死因は凍死とされたがおそらく極度に弱った状態で暖房のない部屋に放置された結果だと思われる。体重は30キロ台まで減少し、全身に暴力を振るわれたようなあざがあって虐待は誰の目にも明らかだったのだが、日本一やる気のない警察である大阪府警は、女性が自分の意志で家出していることを理由に「事件性がない」と判断していた。そのマンションでは9年前にも村本が女性を監禁するという事件を起こしてるが、女性の家族の側から「事件にしないで」ということで処理されている。おそらく村本の報復を恐れたからだろう。監禁はこの男の趣味であったことから考えて、おそらく今回明らかになった以外にも多数の女性がそこで監禁生活を送ったことが想像される。「警察に言えば殺す」「恥ずかしい写真をばらまく」とでも言われたのだろうか。こういう外道の使う口止めの手段は容易に想像できる。

 また父親が土建屋で地元でも評判の富豪だったことから、警察となんらかのつながりがあって、その力で事件を立件せずにもみ消したという可能性も捨てきれない。何しろ大阪だ。犯罪はなんでもありの世界なのである。警察と暴力団は基本的にお友達なのである。

 この女性監禁を繰り返した外道が捕まったのは、7月15日のことだ。「同居人の体調が悪い」などと殊勝にも119番したので、駆け付けた消防隊員が、マンションの一室で衰弱した女性を発見し病院に搬送したのである。それも衰弱しきって死の一歩手前の状態だったのだ。マンションの部屋は窓を閉め切り、日中も日が差さない状態だったという。食事も十分にとらせず、逃げだそうとすると暴力を振るい、背中にアイロンを押しつけたりしたという。外出時には真っ暗にしたトイレに閉じこめるなどし、ベルトで女性を縛っていたという。(この縛った件に関して村本は認めているが、合意の上だったと主張している)。

 今回の女性の監禁が始まったのは今年の2月である。発覚が遅れたのは、家族の捜索願に対して「本人の意志で家出しているのだから」とやはりやる気のない大阪府警が捜査しなかったからである。携帯電話の通話記録を調べればすぐに検挙できたのに、そんなこともしてくれなかったのである。もっとも虐待で殺されても何もしないくらいだから、家出人の家族からの面倒な依頼なんて取り合ってもくれないのだろう。大阪の治安が悪くて犯罪が多くて忙しいことはよくわかるが、それにしてもひどい話である。

 さて、腑に落ちないことの一つは、この村本容疑者は無職だったわけだが、生活するゼニをどこから手に入れていたかと言うことだ。遊んで暮らせるくらいの蓄えを親が与えてくれているということなのか。この33室あるマンションを丸ごと自由に使えたわけだから、ちゃんと家賃収入があれば生活には困らない。もっともほとんどが空き室だったということで実質収入はないはずである。だったらどうやって生活していたのか。犯罪者はたいてい無職なんだが、無職でなぜ生きていけるのか、まっとうに働いてるオレには不思議で仕方がないのである。こいつの親はよほどの富豪だったのだろう。

 今回、殺される寸前で病院に搬送したから虐待が明らかになり、過去の殺人も改めて事件視されることとなったわけだが、他にも多数の余罪があるはずだ。こんな外道は存在そのものが社会にとって迷惑である。今回虐待によって死亡したのが一人だけということで裁判所は機械的に「懲役15年」とかの判決を下すことが想像されるが、有期の懲役刑でまた出所させれば、また同様の事件を起こす可能性が高い。つまり、この男にとって「虐待による他者の支配」というのは人格の一部なのである。更正なんてまず期待できないだろう。報道される供述内容からは反省のカケラもない。とりあえずこんなヤツは死刑だ。死刑制度というのはこういうどうしようもないヤツをさっさと地上から消し去るために存在するのである。しかし、そんなオレの願いも空しいのである。なぜならこの男を裁くのは、日本一の馬鹿裁判所である大阪地裁なのである。どんな軽い判決になってしまうのか・・・


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