江草 乗の言いたい放題
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2004年09月11日(土) ヘタレ100万人時代が来たぜ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 厚生労働省は9日、「2004年版労働経済の分析」(労働経済白書)を発表した。求職もせず通学もしないため社会問題になっている「へたれ」(若年無業者)の数は、2002年は48万人だったが2003年には1割近く増えて52万人という、まことにすばらしい実態が明らかになったのである。実にうらやましいのである。仕事も探さず学校にも行かず、いったいおまえら一日中何して遊んでるんや!と罵りたくなるような高等遊民が日本には52万人もいたのだ。

 こんな特権階級は明治時代にはほんの一握りしかいなかったはずである。働いて自分の食い扶持を稼ぐ必要がなく、親と同居したり親の残した財産を食いつぶしたりしてのんびり暮らせている姿はちょうど夏目漱石の小説「それから」の主人公・代助みたいな存在である。オレみたいに毎日あくせく働いていて、時には休日や真夜中まで働いている人間から見れば全く許せないのである。この若年無業者というのは、求職活動していない非労働力人口のうち、15〜34歳で、学校を卒業した後、進学などせず結婚もしていない優雅な人々のことを指す。(もちろん病気や障害などの事情で働けない人も含んでいるので、このすべてがいわゆる「ヘタレ」ではないことを断っておくが。)

 ここで報告された52万という数は、総務省の労働力調査を基に厚労省が集計したものである。働かなくても生活の心配がなく、いつまでも親のスネをかじっていられる結構なご身分の方達、いわゆる「遊び人」がこんなにもいるのだ。できることならオレもそんな身分になりたいのである。

 しかし、この52万人という集計、ちょっと少なすぎないか。全人口に占める比率はわずかに0.43%、230人に1人しかいないということになる。まわりを見渡せば、働かずにぶらぶらしている連中はもっとうじゃうじゃしているのである。誰でも自分の親族の中を探せばそういうヘタレをは見つかるはずだ。どうみてもその倍以上はいる。少なくとも100万人以上は絶対いるようにオレには思えるのだ。その証拠に平日の朝からパチンコ屋の前には大勢のヒマな連中が並んでいる。おまえら仕事はないんかと突っ込みたくなるぜ。

 若年層の失業率は高止まりしたままでいっこうに改善は進まない。字もろくに書けないくせに事務職を希望し、技術やスキルを身につける努力もせずに休みと給料だけを欲しがる若造どもを企業が採ってくれるわけがないのである。結局彼らはフリーターという使い捨て労働者か、引きこもりか、若年無業者となっていく。オレはこのヘタレどもがそのまま無年金老人になって、社会のお荷物となる日が来ることを恐れている。オレの払った税金がそんな連中のために使われるのは全く許せないのである。遊び暮らしたキリギリスが老後を安楽に暮らせるなんて絶対に間違っているのである。


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