江草 乗の言いたい放題
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2004年08月27日(金) それはやりすぎだぜ、JPモルガン証券!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 経営再建のために三菱自動車はとにかくゼニが欲しかった。ゼニがないと今の苦境を脱することはできない。しかし、三菱が苦し紛れに行った総額5000億円の増資を引き受けた連中は、もっとしたたかなヤツらだったのである。もっとも、ゼニを儲けるという点で彼らの行った行為は犯罪でも何でもない。ただの商取引である。カモにされた三菱自動車がお馬鹿だっただけであり、哀れなのはババ抜きのババをつかんだ人たち。つまり手持ちの株を暴落させられた株主たちである。

 総額5000億の増資は、優先株の発行という形で行われた。そのうち1280億円はJPモルガン証券が引き受けることとなった。この優先株というのは利益の配当や会社解散時の財産の分配を普通株よりも優先して受けられる株式である。一定価格で普通株に転換できる権利が付いていて、市場価格が値下がりすれば自動的に転換価格も値下がりする下方修正条項もついていた。その条件はこの3つだった。

,△蕕じめ決めた10日間の平均株価で最初の転換価格を決定。
△修慮紊亘莊10日、直近5日間の平均株価の93%(前月と比較して安い方)
3価が急激に下がった場合でも直近5日間の平均株価の93%。


 株価が下がればそれだけ転換できる株数は増加することとなる。当初転換価格の決定は、7月16日から30日の株価の平均を根拠に求められることとなった。7月15日時点の三菱自動車の株価は137円である。それが7月30日には97円まで値下がりしたのである。なぜこんなに急落したのだろうか。

 増資によって流通する株数が増えれば、それだけ一株あたりの価値が下がるからある程度は値下がりするだろう。しかしJPモルガン証券は値下がりを確実なものにするために、事業再生ファンドのフェニックス・キャピタルから大量の三菱自動車株を借り受けて売却し、空売りで巨額の利益を得たのである。2週間で30%の下落という大幅な下げを投資家が嫌気して、8月に入ってからも三菱自動車株は下がり続けた。いずれ普通株に転換された大量の株が流通すれば、さらに株価が押し下げられることが予想されたからだ。

 JPモルガンは8月10日に転換権を行使して8800万株の普通株を上記のの条件(一株あたり75円)で取得し、一株87円で即日売却した。それによって得た利益は8800万株×12円=10億5600万円である。もっとも空売りによって先に得た利益はその10倍はあるだろう。竹中平蔵がしきりに「外資の導入」を主張するが、外資というのはこういう連中なのである。税金を2兆円つぎこんだ長銀をたった100億で外資に売り飛ばしたように、日本はいつもカモにされてるだけなのだ。あまりにアホらしくて涙が出そうだぜ。どこかに逆に外資を喰ってやろうという骨のあるヤツはいないのか。オレに100兆くらい用立ててくれたら世界を相手に一勝負してやるんだがなぁ。


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