江草 乗の言いたい放題
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2004年08月18日(水) いま、山伏がブームなのじゃ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 山伏の修験場として知られる山形県庄内地方の羽黒山で、修験体験に訪れる一般客が増えているという。仕事のストレスや借金苦で年間3万5000人が自殺する時代、この修験体験が生きる活力につながるという見方もされて脚光をあびているそうである。

 今年の8月7日〜9日、出羽三山神社(羽黒町)が主催する恒例の
「錬成修行道場」が猛暑の中で開かれた。参加者は全国各地から約60人。2泊3日で出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)に登り、途中の神社に参拝したり、滝に打たれる水行、座禅などを体験したりするがこの道場の中味である。参加者が白装束にわらじ、白鉢巻き姿で3日間で計15キロ、6時間の山道を歩くという修行内容は体力的にはさほどハードなものではない。しかし、俗世界から離れて自然と一体化し、山岳信仰の精神世界に触れるということで心理的な満足感は高いという。

 地元の羽黒町でも同様に「山伏修行体験塾」を開催していて、こちらは若い女性や中高年男性の参加が目立っていて、羽黒町の観光課では「リストラされた人が第二の人生の転機にという例も多い」と説明しているとか。一般の人が誰でも申し込めば参加できるのである。しかし、女性の山伏っていたのだろうかと不思議に思ってしまうのである。修験道って女人禁制の世界じゃなかったのか。(だから男同士で愛し合う・・・ってそんな問題じゃないけど)ただ、大峰山は世界遺産に登録するために女人禁制をはずすとか話題になっていた気がするけど。そんな簡単に変えられる程度の伝統だったのならそれもまたおかしな話である。

 出羽三山神社弘報室の吉住登志喜室長は「参加理由は人さまざまだが、いずれも自己の内面を見つめ直したいという動機が多い。仕事や家庭で心のよりどころを失っても、相談相手が少ないという貧しい世相を反映している」と語る。山伏修行は一種の自己啓発だったのである。

 さて、中高年にブームになってるこの修行、どちらかというと無気力な若者を鍛え直すのに役立つような気がするのである。世間に迷惑をかけている暴走族や、非行少年を更正させるのにぜひともこの山伏修行を取り入れて、三日なんて甘いモノじゃなくて1年間修行の日々を送らせるなどは名案だと思うぜ。今の少年院の更正のための取り組みが全く機能していないことを思えば、もっといろんな可能性を探るべきであってこうした修行もぜひ導入してみればいい。シンナーで柔らかくなった骨がぽきぴき折れたりして修行に耐えられずくたばるヤツがいればそれもまた宿命なのである。


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