江草 乗の言いたい放題
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2004年07月29日(木) おまえなんか二度と日本に帰って来るな        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 7月28日付の香港各紙によると、香港の高等法院(裁判所)は7月27日、日本人の元旅行会社員、甲斐豊洋子被告(44歳)に覚せい剤所持・運搬の罪で懲役25年の実刑判決を言い渡した。甲斐被告は昨年7月5日、香港から日本へ帰る際、香港国際空港で、「アイス」と呼ばれる覚せい剤4.8キロを菓子の袋に入れて持ち出そうとしたところをもう一人の日本人男性とともに警察に逮捕されていた。

 4.8キロと言えばかなりの量である。末端価格では1億6000万円くらいになるだろう。公判で甲斐被告は「荷物の中に覚せい剤が入っていたことを知らなかった」などと白々しく釈明したが、裁判官は「観光やショッピングにも行った形跡がなく、往復に別々の航空会社を使うなど、計画性は明らか」と退けるとともに、「この事件を通じて、香港政府が薬物犯罪にきわめて厳格であることを香港と日本の社会に知ってもらいたい」と述べた。果たして、この25年という判決は重すぎるだろうか?強姦殺人でも十数年で出所することもある日本では想像もできない厳しい刑罰である。

 覚せい剤の使用がバレて逮捕される芸能人はかなり多い。実際のところバレているのは氷山の一角で、周囲がもみ消したりしている例もかなり多いのだろう。また捕まったとしても一度目は必ず執行猶予が付く。薬物犯罪に関して日本社会は極めて寛容だからである。再犯性の高いこの種の犯罪は一度目から厳しい罰を与えることが有効なのだが、何度でも更正ではなくて犯罪のチャンスを与えるのが日本の裁判所のお約束である。そんな覚せい剤天国である日本には北朝鮮からも中国からも香港からも大量の薬物が流入することになる。かくして西成区、萩ノ茶屋の路上では一見さんでもその場で覚せい剤が買えてしまうのである。

 日本橋で買い物帰りの私がクルマで通過しようとすると、売人達が私を客と間違えて必ず指でサインを送ってくる。うっかり目を合わせるとクルマの近くまで寄ってこられるのである。このオレを覚せい剤を使うような愚劣な人間と勘違いするとは全くもって失礼千万な話である。

 もしも甲斐容疑者が摘発を免れていて、4.8キロもの覚せい剤が持ち込まれれば、流通過程に介在する暴力団には莫大な収入がもたらされ、末端にはその覚せい剤を手に入れるために犯罪を犯す人間や、家庭が崩壊するという悲劇がさらに生まれていただろう。それを思えば、こんな女をたった25年で釈放して欲しくはない。はっきり言おう。おまえなんか二度と日本に戻ってくるな


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