2004年06月16日(水)

値段でしか勝負できないとは情けないぜ

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　オレの家の近くにはヤマダ電機とコジマがある。休日に冷やかしでのぞくといつも賑わっている。面白いのは両店がお互いを意識して、商品のポップに「コジマさんでは○○○円の品を○○○円」「ヤマダさんでは○○○円の品を○○○円」と書いていることである。その差額たるやせいぜい200円くらいだったりする。数万する商品を買うのにその程度の価格差なんて誤差の範囲内なのである。日本の至るところでこんな情けない価格誹謗合戦が起きているのだ。

　その価格競争の一つに対して、宮崎地裁延岡支部は６月15日、ヤマダ電機に100万円の賠償を命じた。宮崎県日向市では国道を挟んでヤマダ電機と丸誠電器が営業していたのだが、丸誠電器が2001年３月ごろから「ヤマダさんより必ず安くします」という看板を設置したほか、ヤマダ電機が価格競争に負けたように印象づけるビラを配布。それに対してヤマダ電機も対抗するポスターを作成して両者の誹謗合戦は法廷に持ち込まれていたのである。

　オレに言わせればどっちもどっちである。しょせん値段でしか勝負できない低レベルの店同士の争いである。オレが言いたいのはそんなくだらないことを競い合うよりももっとまともな店員を揃えろということである。どうしてあんなに販売員のレベルが低いのか。客よりも明らかに知識が劣ったレベルのパートやアルバイトばかり大量に並べていて賃金コストを下げても、それじゃあ客に対するサービスにはならんだろう。知識が劣るのならせめて容姿だけでも負けないように美女軍団をズラリと揃えて思わずリピーターになりたくなるようにするくらいの工夫が欲しいのである。

　オレが商品を見ているとたいてい店員が寄ってくるのである。備え付けのカタログを読んでると、あれこれと商品を勧めてくるのである。試しに初心者のふりをして聞いてみると言ってることはむちゃくちゃなのである。

「CANONはやっぱり会社が大きいからオリンパスよりもいいですよ」
「NECは一番よく売れてるから安心ですよ」
「○○○は安いだけあってすぐ壊れますよ」

　そんな、なんの根拠もないことを言うな馬鹿。オレは一人でゆっくり観ていたいのである。買うつもりなど全くないのである。買うにしてももっと安い他の店で買うのである。オレがここに来ているのは商品の実物をこの目で確かめるためであって、断じて買うためではないのである。そんなこともわからない店員はよほどボンクラなのである。

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