江草 乗の言いたい放題
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2004年02月15日(日) 死刑にすべきは元締めのヤクザである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 中国の瀋陽市中級人民法院(地裁)が今月上旬、覚せい剤1.25キロを中国から日本に運ぼうとして麻薬密輸罪で起訴された60歳代の日本人男性に対し、死刑判決を言い渡した。日本人が中国で執行猶予の付かない死刑判決を受けるのは初めて。中国では外国人に死刑判決を言い渡す場合、最高人民法院(最高裁)の許可が必要だが、この男性の判決には最高裁の許可が出ているという。刑が確定し執行されれば、日本人が海外で刑法犯として死刑に処される初のケースとなる。

 外務省邦人保護課によれば、中国(香港を含む)で麻薬密輸容疑で刑事拘束された日本人は昨年9件(13人)。この13人は退職者やホームレス、失業者らで、こうした人々を利用した中国からの覚せい剤密輸ネットワークがあるとみられる。今回死刑判決を言い渡された男性もわずか数十万円の謝礼で中国から覚せい剤を日本に運ぶよう何者かに依頼されたという。他の12人もこの男性と同量かそれ以上の覚せい剤の密輸容疑で調べられているため、いずれも死刑を含む重罪に問われる可能性が高い。

 中国刑法では麻薬の製造、運搬、販売にかかわった罪は麻薬の種類によっても異なるが、最低50グラムから死刑になる可能性がある。一昨年、覚せい剤を中国から密輸しようとした韓国人男性は死刑が確定し、すでに執行されている。逆に日本では驚くほど寛刑である。政治家や芸能人の息子が麻薬や覚せい剤を使用しても必ず執行猶予なのである。二度目に捕まらないようにすればいいだけである。

 あの北朝鮮工作船事件以降、海上警備が強化されたために、暴力団は素人をだまして運び屋にして空路輸送する方法に切り替えてきているのである。麻薬や覚せい剤に関わる事件で、検挙されるのはいつも末端の売人や運び屋で、巨額の利益を得る元締めの組織のトップが検挙されることはまずない。本当に死刑にされるべき存在は元締めの組長じゃないのか。今や覚せい剤は女子高生主婦にまで広がり、購入費を得るために援助交際する者までいるという。

 なぜ警察は徹底的に取り締まらないのだろうか。北朝鮮工作船と携帯電話で連絡を取り合っていた暴力団関係者も検挙されたわけでもない。オレにはわざと見逃してるとしか思えないのである。西成の路上ではいつでも売人たちがクルマで通りかかる客に指でサインを送ってくる。もちろんオレに対してもだ。オレのような善良な市民を客と勘違いするとは無礼千万なのである。麻薬取締官が客を装っておとり捜査をすれば、いくらでも検挙は可能なはずである。今回のような中国ルートも同様だ。運び屋に化ければいいのである。もっとも麻薬取締官が間違って死刑判決を受けたら困るよな。


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