| 2007年02月21日(水) |
2006年9月23日の泉水のメールの返信 |
たいぎゃー質問の答えが遅れました。 すいませんです・・・;;
まず質問内容を。
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放送大学の番組で勉強を始めたよ。 でも、何人かの先生がチラチラ目線をしたにして、 講義レジュメ(あるいは台本)を読もうとするのは気になるなぁ。 先生達が素人であることは分かる。 時間の都合ってのもあるだろう。 だけど、その下を向くって好意が、 「セリフ」みたいに見えてしまって、味気なくなる。 キミはニュースを読む時、どんなことに気を使うの?
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ということでした。 んー・・・まずですね、 普通のニュースを読んでるアナウンサーがほとんど下を見ないのは、 「プロンプター」という機械があるからです。 アナウンサーの頭上に真下に向けてカメラが吊ってあって、 そのカメラがアナウンサーの手元にある原稿を写し、 それがアナウンサーを写しているカメラ付近にモニターに原稿が 写しだされているというわけです。
だから、民放各局のアナウンサーは手元は動くけど、 目線は基本的に固定なんですね。 勿論現場実況などではプロンプターは使えません。 特設スタジオならいける場合もありますけどね。 だから、実況の場合は手にバインダーをもっているはずです。
原稿は基本的に縦書きで書いてあります。 右から左に向いて書いてあるので、 じーーーっとアナウンサーの目を見ていると、 原稿を読んでいるのが分かりますよw うまい人はそれさえ分かりませんけどね。
そして、そうまでして「目線にこだわる理由」は、 目線が視聴者を向いていないと、 泉水が言っているように、伝わらないからです。 いわば「思い込み」です。 どの道同じことを伝えるわけなんです。 原稿も必ずあります。 だけど、前を向くことで、視聴者により伝わるんです。
で、僕はどんなことに気をつけているかというと、 勿論目線に気をつけます。プロンプターが当社にはないので、 原稿をできる限り覚えて伝えます。 ただ、数字や個人名称など、 絶対に間違えてはいけない部分では、下を向きます。 例えば、市の財政赤字5億3454万2345円など。
あと、気をつけていることは、 楽しい原稿は楽しそうに、真面目な原稿は真面目に読んでます。
基本的に高音は楽しそうに。 低音は暗く伝わります。
また、話すときに、段々音を小さくしてきます。 最初が一番大きな声で、「〜ます。」の部分は、 かなり小さい声です。 これはアナウンサー全員がしていることです。 一度テレビでアナウンサーの話言葉を聴いてみてください。 一本のニュースを伝え終わる最後の文章は、 ものすごく小さい声でゆっくりのはずです(ネタにもよりますが)
他にも手振りを使うだとか、色々丸秘テクニック的なことはあります。
しかし、僕が一番大切に思っていることは、 僕の局のように「人に喜ばれる取材ばかり」のところは、 基本的に楽しいニュースか行政的なニュースばかりです。
ですから、見てもらえる人にも、 世の中には悪いことばっかじゃなくてね、 あなたの身近なところで、こんなすごいことしてる人らがおるんやで ってことを伝えるのが趣旨ですから。
だから、笑顔で読みますよ。 その、笑顔を作る為に、 カメラの先に、大好きな人を浮かべて読みます。 彼女のこと、友達のこと、両親のこととかね。
背中にもいつもそういう大切な人たちがいるということを 想定して仕事をしています。
創作という仕事上、 壁にぶち当たることは多々ありますが、 できる限りの力で創作したいという思いは変わりません。
「あるある」のように情けないことをされると悲しいです。 テレビを純粋に伝えたい気持ちで作っている人をないがしろにします。
締め切りやネタのなさなどに困ることは僕にもありますが、 一番してはいけない「裏切り」ですよね。
アナウンサーをしているときに限らず、 僕は、伝えたいという思いと、このニュースの面白さや話題性を 是非分かってほしいという、願いの中で仕事をしています。 それが僕がしている最も自分に対しての誇りです。
ってことで、答えになりましたか? 他にもー・・・発声練習とかでもおもしろいのあります^^ また要望があったら書かせていただきますね^^
泉水、返事遅れてごめんね。
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