2007年01月16日(火) 狭い車で読むは詩。

昼前に起きる。
特別頭は痛くないが、自分が一瞬どこにいるのかが分からない。

そうか、コタツか。

メガネを探す。
携帯を探す。

携帯が光っている。
彼女からメールはきてるだろうか。
もう1日半メールがきていない。

きていなかった。

お風呂に入って、体を温め、
歯を磨いて、洗濯された服を着て、

僕は「さて、どうしよう」って思った。

必要以上に携帯をパカパカしてしまって気になるから、
いっそのこともう一度寝ようかとも思ったが、

考え直す。

んー・・・天気は、曇り。


そうだ。ドライブに行こう。
いや、そうじゃない。海で本でも読むか。
詩集を最近買ったし。

車で20分ほどで海に着く。
同じように車を止めて、本を読む人がいる。

前に来たときはビーチパラソルを立てて、
ラジカセ聞きながら本読んでいたおっさんがいたな。

迷惑な話だ。
ラジカセ使うなら、ウォークマンにしろ。
全く。

だけど今日は、そんな人もいない。


僕は、詩集を開いた。
「シワッ」
初めて本をめいっぱい広げた時の音が脳裏に響くほど、
あたりは静かだ。

いつの間にか雨が降り出してきた。
オープンカー独特の、帆(屋根)にあたる水音だけがこだましている。

僕は読み進めていた。

1ページに書いてある単語は漫画より情報量が少ないのに、
その文字一つ一つに想いは巡らされていて、
1ページ読むごとに深いため息をついた。

言葉を音にしてしまったら、
読み進めることすらできないと思った。

そんな深い孤独と光悦の世界にいたころ、
彼女からのメール。
「プル!プルッププルプルプルップルッ!」

マリオの死ぬ音だ。
彼女からのメールだ。

ふむ・・・。

僕は何度かメールのやり取りをして、
電話をした。


彼女の言っていることが理解できたわけではない。
昨日の日記に書いたように僕はまだまだ子どもで、
彼女の女の子の気持ちなんて分からなかった。

だけど、必死に訴える彼女を感じて、
ああ・・・本当なんだな。本当にそう感じているんだなと思った。

「大好きだけど、一緒にいられない。
 一緒にいたいと心から願うけど、いたくない」

僕には分からない感情だった。
お互い好きなら一緒にいればいいじゃないか。
その答えでは彼女は納得できなかった。

たくさん話して、たくさん考えた。

僕らこれからどうしていけばいいのか。


夜中になって彼女からきたのは、
一緒にいてくれますか?ってこと。

彼女自身、僕といることで、
僕に迷惑をかけるのが一番辛いそうだ。

俺は迷惑をかけていないというのに。でも、
彼女はそれでは納得がいかなかった。

だけど、結局原点に答えはあったようで、

「別れるのは簡単だ。
 だけど、今別れてしまって私に成長はあるんだろうか。
 これは「逃げじゃないか」そう考えた。
 私はあなたと一緒にいたいと思うのに、
 それを選ばないのは「逃げているということ」
 なのかもしれない。
 だから、私はまだまだ小さい人間だけど、
 一緒にいてもいいですか?」

勿論僕は「いいよ^^」と答えた。

自分の思いを伝えた。


僕らずっとこのままだと思っていた。


「skさんはわたしの頭がカラッポやとおもっとる。」

正直思っていたかもしれない。
俺が支えてあげなきゃなんてえらそうに思っていたかもしれない。
だけど、彼女は日々の暮らしの中で、
多くのことを学び、また取捨選択してきたのだな。
そらそうだ。俺だってそうだった。

俺がいつまでも支えて、
彼女からそういう意味で支えてもらうのはずっと先・・・いや、
永久にこないのかもなって思っていたけれど、
それは思い上がりだった。

日々、彼女は幼いながらも一生懸命に感じ、生きていたんだな。

そんなことにも気づけていねー俺は、
キミ以上にバカかもしれないな。こどもです。ごめん。


世間のカップルが会ったときにしているキスの数なんて
誰も知らない。

雑誌のアンケートに出ているファッションセンスが
本当に「モテ」ることなのか、俺はそうは思わない。


俺たちがどうありたいか。
それをこれからも考えていたい。

比較しない、キミといたい、探しにいこう。
きっとキミとなら。
そう思った。




君はかわいいと

安水 稔和


君はかわいいと
どうしていっていけないわけがあろう。

ただ言葉は変にいこじで妬み深く
君とぼくとのなかを
心よからずおもいがちで
君とぼくとのあいだを
ゆききしたがらない

だから君
ちょっと耳を。

どうだろう
言葉にいっぱいくわせてやっては。

かわいいという言葉を
君のかわいい口にほおりこみ
君のかわいい唇のうえから
しっかりと封印しよう
ぼくの唇で。

奴めきっと憤然と
君の口のなかで悶死するにちがいない。

言葉の死んだあとに
愛が残るとすれば。

だから君
どうだろう


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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