2006年04月29日(土) 雨宿りは滑り台の下で


小学生のソフトボール大会の試合の取材に行った。

まぁ小さな子らがバットを振り回しているのか、
振り回されているのか・・・まぁともかく可愛かった。

小学生のソフトを撮影するのは難しい。

いつ当るかわからないし、守備も必ず取るとは限らない。
ずっと廻しっぱなしでボール追いかけつづけなきゃいけないから、
一人での撮影は精神的にもかなり辛い。

だけど、
すごく楽しかった。

自信がなさそうにプレーする子どもたちに、
先生はいつも共通の言葉をポツリと漏らす。

「自信がないんだろうなぁ」

ちょっと前までは意味の分からない言葉だったけれど、
今は何か分かる。

連帯感のあるスポーツって面白いし、喜びを共有できるんだけど、
その分プレッシャーも大きいんだよな。

人を思い遣る気持ちがまだまだできていない子どもたちは、
残酷なまでに無邪気だし。

一回に20点以上をとられたチームのピッチャー。
コーチに罵声を浴びせられている子ども。

見ていると、「がんばれ!」って言いたくなるの。

きっとお母さんが「大きくなるだろうから」って買っただろう、
ブカブカのユニフォームはまだまだ幼さが残る。


自分より年下の、そして、弱い存在がこうも頑張っていると、
それに感動しないわけがないし、
父兄が、そしてママさんが叫ぶように歓声を上げる気持ちも
分からないでもない。


俺も、、、そうだったなぁ。

失敗を恐れて、立ち向かえずに、
今となっては、簡単だったことに立ち向かえずに、
俯いていた時があった。

自信なくて、自分なんてどうせダメだって思って、
妙にひねくれていたなぁ。


その頃の俺と今の俺。

自信が幾分かついただろうけれど、

新しいことに立ち向かう勇気って意味では、
俺は成長できたのだろうか。

子どもたちがきっと、僕にとって、とるにたらない試合でも、
子どもたちにとっては、とても大きくて、
心臓バクバクさせながらバットを振るんだろうな。

球が飛んできたらどうしようって。
打たれたらどうしようって。

今の俺はどうなんだろう。

あの頃より、勇気がもてたんだろうか。

風はまだまだ冷たくて、
河川敷の風は強く、
うす雲はどこか気分を憂鬱にする。

そんな中でも、
子どもたちは顔を赤らめ、
自分のポジションを守ろうと、
声をあげて、立ち向かっている。

俺の半分も生きていない子どもたちが。

俺が今の歳を半分だと思う頃、

きっと俺は今の気持ちを僕が小学生に今思ってる気持ちを、
また感じるのだろうか。

どうなんだろうな。


俺は俺で懸命に生きなければ。

顔を赤らめて、ドキドキを手に入れなければ。


この心はいつでも腐ることができるから。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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