2003年11月08日(土) なんてすぐ側に死は横たわっているの?
頭からずっと、死が離れない。 私はいつ死ぬのだろう、どんな風に死ぬのだろうと思いつづけて、心をざわめかしている。 つい最近まで、こんな考えで、心を動かしたことなんてなかったのに・・・
人はいつか死ぬものだと、私は知っている。 その証明法さえ、高校の倫理の教科書で学んだ。・・・死に直面した事も、数回あるし。 そのくせ、真剣に考えたことが無いような気がするのだ。 (私、本当に、死んじゃうの?) そう自分に尋ねて、NOと口元で出かかっている自分に、驚き、呆れる。
怖くて悲しくてどうしようもない。涙が溢れて止まらない。何に脅えているのかも、あんまり明確でないし。
ブッダの『真理の言葉』も、聖書も、ルソーの『孤独な散歩者の夢想』も、トルストイの『イワンイリッチの死』も、私からその思考から離してくれはしない。 そして授業もコンサートもTVも。 何もかも。・・・やっぱり私は病的かもしれない。
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