早乙女記録

2001年11月20日(火)  今日の俺は三味くらい違うらしい。

久しぶりに笹倉実と長電話しました。人とこんなに喋りあったのはホントに久々。
やはり冬コミの話題が出ました。新刊ヤバイの話をして、最近の俺のダメっぷりを話し、体力激減切実ねと語り合いつつ、すでに息は切れ切れでした。久しぶりのオタク話に興奮してはいたものの、電話で息切れって何者だ、俺。
ノリにのってきた俺はとっておきの秘密を次々とバラしました。
テンション高く息を切らしながら語りました。かなり苦しかったけれど、もう止まりません。秘密をバラすといってもさすがに言えない部分もある訳でして、そこのところの微妙な内容を伝えるべく何か良い例えはないものか、必死に考えます。

「うーん…なんつうかね…そうだな…例えるならば…」
「例えるなら?」
「!(閃いた)そう例えるならっ『キムチ鍋の上の干しブドウ』っ!」
「………………っっっ!(声もありません)」
「ダメかっ、伝わらないっ?」
「そんなん言われてもわかりません!もっと私にもわかる例えを…っ」
「そうか、ダメかっ。えーとえーと、例えるならば…」
「うん、例えるなら?」
「うーん… !(また閃いた)コレだ!『鉄火丼の上の生クリーム』!」
「………………!!!(どーん!←きっとこんな音を背負っていたと思われる)」
「どうよっ」
「何じゃソリャー!あのね、私にわかる例えをね…早乙女語で話されてもダメっ」
「ダメか……うーん…」
「何とかの上のってのは、もう無し!」
「そうか、わかった。例え例え…えーと、えっと…うーん…………うあっ難しいっ」
「出ないか?」
「んん?やっ、ああっ!…む、いやいや……は!(しつこく閃いた)わかった!」
「おっ」
「シュークリームの中身がね、カスタードだと思って食べていたら生クリームも入っていて、何だか得した気分を味わうときがあるだろう?」
「うんうん」
「その生クリームの部分がトマト(皮むき済)だったときだよ!」
「……………………っわかるかー!!!(きっと半泣きだったと思われる)」
「ダメか…うーん。もう俺には無理だっ」
「いや、いくら言われてもわからないと思う…全然わからないって…」
「そうだよなー、トマトと一緒じゃ、カスタードはグシャグシャだ」
「そこかっ!ダメなのはそこなのか!?もっと違うはずじゃ…っ」
「きっとシュー皮も水分吸って大変だよね」
「………うん、そうだね…きっとシオシオだよ……」
「アハハハハ、そうそう!」
「ハハハハハ(結局わかんねぇよ。と思っていたと思われる)」

俺は一生懸命考えて、微妙な感覚を伝えようとしたのですが結局ダメだったみたいです。
この後も話は前後左右内外に飛びに飛び、相変わらず息を切らしながら話まくっていました。上↑の会話もあってこの話題。

「まあ、○○さんに異星人に認定されちゃったしね。はは」
「ああ、確かに!」
「……ぬ!!なぜに肯定!?」
「だってそうじゃん。異星人だよ。つーか私には宇宙人だ」
「宇宙人?宇宙人なのかっ?」
「そう、宇宙人」
「…………そうかー、宇宙人か。うん、わかった」
「良いんですかっ!?」
「うん。宇宙人も有りだろう。良いよ」

ときに宇宙人と異星人、どの辺がどう違うのでしょうか?
どちらにせよ地球外生命体ですね。
そしてこの地球外生命体の中にはさらに3人住んでいます。皆それぞれ好き勝手にやっています。仲は悪くはないみたいです。しかし、どいつも地球人の真似はあまり上手ではない様です。時々、背中の継ぎ目から緑色の液体が漏れているとかいないとか…。
緑はゾロの色ですねっ☆

今回の電話は、実が俺に「世界丸見えに山咲トオルが出てるよ!」ということを伝えるためだけにかけてきたものでした。2時間弱話しました。楽しかったです。


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