木洩れ日
零れ落ちる光を拾い集めて

2005年08月24日(水) 炎気の中

歩き初む孫に会わんと炎気の中


言葉づかいであなたが・・ 2005年08月19日


「確かにあなたも彼らの仲間だ。
  言葉づかいであなたのことがわかる」 マタイ26−73


小泉総理 

 「賛成か反対かはっきり国民に問いたい」
       〔衆議院解散を受けて〕(H17.8.8)より

 自民党は衆議院総選挙立候補者への公認証交付時、
 『郵政民営化に賛成し、小泉構造改革路線を支持する』と明記
 の誓約書署名、提出を求めた。今後も、当選回数など経歴を問
 わず、公認候補者全員に誓約書署名を求める方針。


綿貫民輔氏 郵政事業懇話会長(元衆議院議長)

 「政治の手法が間違っている。衆議院、参議院を家来だと思って
 いる悪い『 織 田 信 長 』で、延暦寺を焼き打ちしたかのよう。
 改革、改革と近代的なことを言いながら刺客を送る脅迫まがいの
 選挙だ」  富山県高岡市後援会役員会で

 (郵政民営化問題について)「絶対反対だとは言っていない。十分
 国民のためになる方向なら取り上げて良い」(18日朝日新聞より)

亀井静香氏 (元自民党政調会長)

 「これは、安政の大獄 か? 意見が違う者は全部抹殺する陰湿
 な形で本当にすさまじい 」

小林興起氏 (東京10区)

 「 ローマ皇帝 が処刑人を闘技場に引きずり出して猛獣と戦わせ、
 玩んだことを思わせる。勝って自民党に戻って党改革をしたい 」


 自民党の郵政民営化反対派の綿貫民輔氏と亀井静香氏は17日、
 記者会見し、反対派前衆院議員の受け皿となる政党「国民新党」
 の結成を発表した。綿貫氏、亀井静香氏、亀井久興元国土庁長官、
 長谷川憲正参議院議員の自民党郵政反対派4人と民主党の田村
 秀昭参議院議員の計5人が新党参加。 

民主党 岡田党首

 「我々は〜明確な〜きちんと〜」
 と言っているけれど、さっぱりわからない・・・

民主党応援の 朝日新聞より

 「民主党公約 意気込みは買いたい 」8月18日 社説

 「コンクリートからヒトへ」。そんな言い回しで、民主党は衆院選向け
 のマニフェスト(政権公約)を貫く理念を説明した。

 ますます限られていく資源を有効に生かすため、政官業の利権にま
 みれた公共事業から「人への投資」に転換するというのだ。国民に
 政権の選択を問う選挙で、自民党とはひと味違う改革像を示す意気
 込みがうかがえる。

 政策の看板である年金一元化で、昨年の参院選に続き「年金目的
 消費税」の導入を明示した姿勢も評価していい。

 焦点の郵政改革では、当面は公社のまま貯金の預け入れ限度額を
 段階的に半分まで引き下げ、残高を8年間で半減させるとした。独自
 の案が示されたことで、小泉首相との論戦の舞台が整った。

 ただ、内政に関する公約を子細に読むと、踏み込み不足は否めない。

   (以下要約)
   しかし、「無理からぬ事情はある」のよ。野党だと、情報はあまり貰
   えないしね、だから、詳しく解ってから「郵政の経営形態は政権獲得
   後に責任ある判断をしたい」と言っているわけなのよ。

   しかも、「衆院で単独過半数を得たとしても、参院では少なくとも2年
   後の参院選までは少数にとどまる」しね、課題の目標を「3年後」に
   置くのは、ちょっと・・まぁ何というかぁ、難しいかもしれないわねぇ

   「外交についての主張は明確だ」よ。アジア重視!イラクからの自衛
   隊の年内撤退!国立追悼施設の建立! ね、きちんと、明確〜

 れれ・・応援じゃなかったかな??・・

     ?     ?     ?     ?     ?     ?     
現在は情報過剰時代。すべての情報に伝達者の主観というフイルターがか
かっていることを考慮しつつ、絶えず選択することを強いられています。


『すこしでも指導的立場にある人は、その判断を公にし、それを主張し、実行
して行く責任を持つ。』

『マキャヴェリは、言っている。大切なことは、どう実行するかを腹に据え決定
することであって、言葉のつじつまを合わすことではない。実行が決定し、行
われたなら、言葉ならいくらでも作られると。その言葉を作るものとして官僚
があったのだ。』


      会田雄次 著 「決断の条件」 より

  《解説として 村上兵衛氏 はこう書いている》

  決断には、つねに血を伴う。おのれの血か、はたまた他人の血か。血の
  流れぬような決断は、決断の名に値しない。むろん事実に目を蔽い、真実
  から顔をそむければ別であるが。 (以下略)

 
マスコミは感傷的なフイルターをかけて、善人を悩ませる。
評論家達は、現実の重要性より、自分の理想や完全具足の人出現の夢を語る。
けれど、私は思う。

どこの言葉のグループに入るのか? 
そのように単純な選択が必要なのだ。 



一事を励むべし 2005年08月23日

 されば一生の中、むねとあらまほしからん事の中に、
 いづれか勝るとよく思ひ比べて、第一の事を案じ定
 めて、その外は思ひ捨てて、一事を励むべし。

                     『徒然草』 兼好
  


すべき良いことはたくさんある。一生のうちで、一日のうちで、
そして今でさえも すべきことはいくらでも押し寄せてくる。

望ましいことの中からどれが勝っているか、よく思い比べて
第一の事を決め、それ以外は断念してこの一事に励むがよい。

どれも捨てられないようでは、結局何もできないよ! っと。

     ?     ?     ?     ?     ?  

小泉総理は 偉いな〜!
第一の事を決め、それ以外は断念してこの一事に励む

 戦後の再建時代から奇跡の経済成長、そして経済大国への
 道のりは変化の連続であったが、さらに明日の日本を考える
 とき、こうした変化に従来の体制を変革、適応させていくのが
 政治というものである。

 だとすれば、財投、つまり財政投融資のあり方を、抜本的に見
 直すべきだ。それなしに、根本的な行財政改革はありえない。

 こうした背景を踏まえたうえで、郵政省はどうあるべきかを考え
 ていくと、改革の延長線上には郵政省解体論がどうしても浮か
 び上がってくる。

 (以下省約)
 郵政省は二つの顔を持っている。一つは 郵便、貯金、簡易
 保険のいわゆる「現業」。これに対し「政策」と呼ばれる部門
 がある。

 郵政省が本格的に取り組み始めた「政策」。これは、日本が必
 ず迎えることになるマルチメデイア時代を具体的に構築し、交
 通整理していくもの。

 これは日本の国運を左右するほど重要なテーマである。
 当然、ニュービジネスを多く生み出す。

 猛烈なスピードで変革する社会、経済、文化に 官庁は追いつ
 かず、時代遅れになる、国際社会のなかで取り残されてしまう。
 これは資源のない日本にとって致命傷となり、われわれの次の
 世代に禍根を残すことになる。

 また、30万人以上の「役人」を抱える郵政省はこのまま放って
 おくと得体の知れない巨大なものに育ち、日本の政治、経済、
 社会にとてつもない影響を与える存在になる。

                   「郵政省解体論」より

反対派の「田舎のおばあちゃんが困るじゃないか」という問題では
ないのさっ。

     ?     ?     ?     ?     ?  


っと思っていたら・・あちこちで「民営化は賛成」の声 ?

で、しかし

岡田代表
 「郵政の問題も重要だが、それだけでいいのか。多くの課題が目
 の前にある。まずは年金制度の抜本改革だ。去年の参議院選挙
 で大きな課題だったが、この議論はその後、まったく進まなかった。
 本当に年金制度をしっかり改革していくのであれば、民主党政権
 を作ってもらいたい。今の自民党では全然変わらない。我々は、
 政権公約・マニフェストに書いたことを死んでもやり抜く」

福島党首
 「小泉総理大臣は郵政民営化に賛成か反対かだけを争点にして、
 雇用や福祉、平和と暮らしが壊されていることから争点をずらして
 いる。子どもを産み育てることに夢を持てる社会にするためにも、出
 産費用や、小学校に入学するまでの子どもの医療費の無料化を実
 現したい」

新党「日本」田中氏
 「私たちは日本を救い、国民を守り、霞ヶ関を変える志で集まった。
 日本は豊かな国のはずだが、世界一の借金を抱えているほか、優
 しさを実感しにくい社会になっている。また、郵政民営化は、郵政事
 業を4分割したあと、ほかの国に受け渡さないような具体的な説明
 を行うことが政治の責務だ」


時機もわきまえずに あれもこれも、ではねぇ〜
審議の時間は十分とった。郵政改革に一歩踏み出し、それから次に
向う ということにすればいいではないか


朝日はキャンペーン開始か 2005年08月24日

いよいよ「反小泉キャンペーン」〜?!
24日朝刊1面トップ記事

「郵政選挙 3不思議」   
(郵政選挙、解けない三つの疑問)

郵政改革を一大争点に掲げた小泉首相のペースで総選挙の
前哨戦は進んだが、まだ解けない疑問点がある。首相は「来
年9月退陣」を明言するが、有権者は「1年限定」の政権を審
判しなければいけないのか。 反対派とは絶対協力しないとい
う首相の宣言と、当選後の復党をにおわせた武部勤幹事長の
発言のどちらを信じればいいのか。そして最大の疑問は、選挙
に負けるか、勝っても1年後に「小泉後」を迎えた場合、自民党
が「改革の党」であり続けるのかどうかだ。

■勝っても「政権1年」? 公約の責任は 

 「通常は3、4年の任期を前提にその間の具体的な政策を有
 権者に示すものだ。首相は辞めた後のことを何も語っていな
 い」      (民主党の岡田代表20日の記者会見で)

■反対派復党ありうる? 過半数獲得にらむ

 「けじめをつければ、また一緒にできる時もある」
 (武部幹事長 反対派前職の自発的な離党を促しての発言)
 
 「選挙後のことは分からないから。そこまで考える必要はない」
 (小泉首相 上記発言について発言について記者団に問われ)

■首相交代なら「白紙」? 改革の行方不透明

 「小泉後」の自民党がその路線を維持できるのか。首相も、その
 周辺も、自民党も、そこは明確に語ろうとしない。

 党内では「総選挙に勝てば、結局は任期の1年延長になるだろう。
 次の07年夏の参院戦も小泉首相で戦える」といった声が消えず、
 有権者を迷わせる。

いろいろ迷わせようとしているのは・・・

「今回の衆議院選挙で大勝しても、総裁を続けることはあり得ない
でしょうか? 総理、どうですか?」と、質問を繰り返し、「全くない」
(その気は)という発言を引き出し、首相「1年限定」強調 とする
ほうじゃないか。

このような記事に仕立てることのほうが、よっぽど「迷わせる」・・と
いうより 「しらけさせる」 ことじゃないか。

?     ?     ?     ?     ?     ?     ?

  私は、今、国会で、郵政民営化は必要無いという結論出されま
  したけれども、もう一度国民に聞いてみたいと思います。「本当
  に郵便局の仕事は国家公務員じゃなきゃ出来ないのか?」と
  「民間人ではやってはいけないのか?」

  これが出来ないでどんな公務員削減が出来るのでしょうか?
  どういう行政改革出来るんでしょうか?

  これが出来なくて、「もっと大事な事が有る」、もっとも大事な事、
  公務員の特権を守ろうとしてるんじゃないですか?国家公務員の
  身分を守ろうとしてるんじゃないですか?反対勢力は!

  そういう「既得権を守る」「現状維持が良い」そう言う勢力と闘って、
  「本当に改革政党になる!」「自民党はなったんだ!」と言うこと
  から、この選挙で、国民に聞いてみたいと思います。

    8月8日[衆議院解散を受けて]小泉内閣総理大臣記者会見より



郵政完全民営化はまだ10年先です。そして、郵政民営化は行政改革
の入り口だと小泉首相は言っています。

年金問題も少子化問題も大事です。しかし、年金問題は税制改革をし
なければ解決できません。 マニフエストに盛り込むことはできても、
実現までは遠い道のりとなるでしょう。

やっとここまで来た民営化法案を、今 通さないでどうする!!

総選挙で勝てば、首相の続投が望まれることになるでしょう。
「総裁の任期1年延長」 森氏、総選挙勝利後に注文

 森氏は「総選挙後は善くもあしくも自民党は変わる」との見通しを示し、
 「信念を持って新しい自民党を作ることが狙いならば、『少し時間をやる
 からいい党を作ってくれ』と言いたい。任期があと一年となるといろいろ
 な動きが出てプラスにならない。むしろ首相に一年ボーナスをあげ、党
 を再生してから辞めるべきだ」と語った。 全文はこちら

万が一、首相交代になっても、路線を継続するのは当然でしょうが!
そんな質問に「明確に語ろうとしない」って?! あたりめえ〜!!!

そして、万が一にも・・万が一にも・・あぁ・・考えたくもない!


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