木洩れ日
零れ落ちる光を拾い集めて

2005年07月31日(日) 向日葵

向日葵が好きで狂ひて死にし画家 虚子


  混迷と希望 2005年07月10日


 *郵政法案審議は参院に攻防の舞台を移す*

 2005/07/06 20:42 共同世論調査
  小泉内閣の支持率は42・6%
      不支持率が45・5%

  郵政法案の衆院本会議採決での自民党造反議員の行動について
  「大いに理解できる」「ある程度理解できる」49・7%
  「あまり理解できない」「全く理解できない」47・7%

  郵政民営化に関して
  賛成が42・2% 反対は42・3%

 ・・・・・そうかぁ?・・わからないものだ・なぁ・・
 
 他議員の動向

 自民党の平沼赳夫前経済産業相 8日 北九州市で講演
 「そういう執行部に除名除籍されるなら、政治家として名誉なこと
だと思っている。そうなったら同志と新生自民党を打ち立てていけ
ばいい」

 「私たちは勝ったと思っていたが、執行部は威嚇とどう喝というえ
げつないことをやった。強権を使ってするのは本当の改革ではない」 

 「参院でも執行部はなりふり構わず圧力をかけてくるだろう。場合
によっては、あの人が解散総選挙に打って出てくる可能性もあるが、
私は『殿、ご乱心を』と思っている」(共同通信) 7月8日20時50分
      
 亀井静香議員
 「大変な死闘になるのは間違いない 」

 「無法としか言いようがなく日本は独裁国家ではない。民主主義的
な手続きが踏みにじられている。」

 「否決されるか継続審議になるか分からないが、小泉政権は早晩、
終わりを迎える。(自民党)総裁を罷免し、新しい執行部でやって
いくしかない 」
         
 野田聖子元郵政相
 「小泉首相はもはやダイナマイト(改革推進の起爆力がある)では
ない」

 「トータルで51人がまずいよと、議員活動をかけたメッセージを
まじめに受け取ってもらいたい」

 「(郵政民営化は)国民にとって最重要課題でなく、解散は国民に
失礼な選択になる。内閣総辞職で出直すのが道理だ」

 野中広務元官房長官 TBS番組の収録 (09日16:21)
 「実質、解散はできない。何の準備もしてない。だから、これは
やっぱり脅かしですよ」

 民主党岡田克也代表
 「(小差での衆院通過は『小泉首相への事実上の不信任』」

 「小泉総理は退陣すべきであって、解散しても意味が違う、退陣
しなければならない」

 民主党の小沢一郎副代表 8日夜 名古屋市内での同党
議員のパーティー
 「小泉純一郎首相の国民の歓心を買うパフォーマンスとは裏腹の
強権的な手法に対し、自民党内の不満が噴出した。小泉政治、
自民党政治の旧来のやり方が方向性を見失って行き詰まったという
ことだ」



  外国籍住民の地方参政権 2005年07月12日


国が出来る以前、社会は小さな部族を単位として成り立って
いました。そして、厳しい生活環境の中で、肥沃な土地や水
をめぐる激しい争いを繰り返したのでした。

【聖書より】

 地は暴虐で満ち、生命はもはや聖なるものではなくなった
 神は人間を洪水によって滅ぼすことを決意された

 水は地にあふれ
 ノアとその家族8人だけが箱舟で生き残ったほか
 すべての生命を消し去った

 神は、ノアとその家族を祝福して、地に満ちるように仰せ
 られた。この時初めて、動物の肉が、人の食物として食べ
 ることを許された。
 
 人の生命にはふれてはならず、ふれる者は死の罰をもって
 報いられることを伝えられた。
 人の血を流す者があれば、彼の血も人によって流されなけ
 ればならない。

 神は、このすべての契約のために、虹を立て、神と地の
 すべて肉なる生き物との間のしるしとされた。
  
 ノアの3人の息子は、ハム、セム、ヤペテ。これらから
 諸国の民が地上に分かれ出ることとなる。

 ノアの家族は地にふえ始めた。しかし、神への恐れと信仰
 は続かず。彼等はシヌアル(イラク)の平地に集まり、町
 を建て、巨大な塔を建てて名を上げ、全地に散らされない
 ようにしようと決意した。

 神は、彼らのことばを混乱させられた。この時から人間は
 いろいろな言葉を話すようになり、地の全面に散らされた。



神は、それぞれの部族がそれぞれの場所に離れて、秩序正し
く暮らすことを望まれました。 
しかし、人は今もなお争いを繰り返します。

 「隣人について偽証してはならない。」
 「隣人のものをむさぼってはならない。」


それなのに・・ まことに欲深きは 人の心・・


最近「地球市民」などという言葉がよく使われています。
「多民族多文化共生社会」を目指しているのなら、それは
人の心について、実に考えが甘いと思うのです。

1つの国の中に異文化の形成が進み、その権限が増していく場合、
互いにコントロールするのが難しくなるのは必至。ルールを1つ
緩めれば拡大され、干渉せずにはいられない状態にエスカレート
していきます。

歴史を見ても、いま世界で起きている暴虐に満ちた争いの発端を
見ても、そう思わずには居れません。
民族紛争で、荒れ果ててゆく日本が目に浮かんできます。

  外国の文化を認めないとか、友好的な関係になりたくない
  などと考えているわけではありません。

羊に柵が必要なように、私たちにもそれぞれの民族が守られる柵が
必要なのではありませんか。お互いに。

外国人地方参政権案は「柵」をゆるやかに崩してゆく恐れのある
ものではありませんか。

のほほんと平和の中に育ち、「隣人」という言葉に優しいイメージ
を持ち、「友好」を当然の流れとむしろ歓迎してきました。しかし、
世界は、そして人の心の中は、旧約聖書の時代と変わっていない、
激しい戦いの中に今もあるのだ・・と、つくづくと思うようになり
ました。


  向日葵 2005年07月18日

♣ 花言葉は 敬慕 輝き

  向日葵が好きで狂ひて死にし画家   虚子

短い人生を熱情的に駆け抜けていったゴッホを
連想させる花です

     ♣   ♣   ♣

あなたの恐れを風にまかせなさい。

気落ちせず、望みをいだきなさい。
 
主はあなたの溜め息を聞き、あなたの涙を数え、

あなたの頭(こうべ)をもたげてくださる。


       ジョン・ウェスレーの祈り より



  中韓朝との付き合い方 2005年07月27日


中韓朝とどう付き合ったら良いのか・・良い知恵を持っている
わけではないけれど、考えてみる。

先日、北海道旅行に行った娘夫婦から聞いた話によると、道東
のあちこちでで中韓人の旅行団と一緒になったそうだ。旅行社の
売込みが功を奏しているというわけです。

話を聞きながら、〔古典の旅〕田辺聖子著『東海道中膝栗毛』の
中に書かれていたシュリーマン(古代遺跡発掘家
)の話を思い出
した。

 1865年日本へ渡航してきたシュリーマンは、小船で漕ぎ寄る
 人足たち(はじめて目にする日本人である)を見て、

 「彼らの服装はといえば、1本の非常に幅の狭い下帯をつけて
 いたにすぎない。それは彼等に着物を着る意思がまったくない
 ことを示すものであった。」

 しかしシュリーマンは軽蔑や哀れみの感情は持たない。それど
 ころか、埠頭へ案内した彼等が、その労働の報酬として4本の
 指を挙げ「テンポー」と叫び、四天保銭を支払ってほしいと要求し
 たとき、氏は驚倒する。それはまったく妥当な値段で、中国で経
 験したように非常識な高値を吹っかけられなかったからである。

 ついでに言うと、税関でも氏を驚かせたことがある。
 「口許に微笑を浮かべた2名の税関吏はほとんど土に頭が届か
 んばかりに頭を下げ、30秒ほどその姿勢をつづけて、私に『こん
 にちは』と言い、それから取り調べにかかった。彼等は荷物を調
 べるために、私にそれを開けるように指示した。それはたいへんな
 作業だったので、わたしは彼等にそれぞれ1分づつを差し出した。

 しかし、驚いたことに彼等は、胸に手を当てながら『日本息子』(日
 本男児)と言って、その金銭の受け取りを拒否した。それは、心づ
 けによって義務を怠るということは、日本人にとっては人間として
 の尊厳性を貶めるものとしてみなされているということを意味して
 いるのだろう。」

 ・・無名の下役人のサムライが取った態度は、未開の野蛮な国か
 もしれないと思ってやってきた異邦人を深く感動させたのだ。私た
 ちはこういうのを知ると、こそばゆいながら、ちょっと誇らしくも
嬉しくもある。



ま、他民族との違いや他人との違いを言い出せば切りなく出てくる
ことですし、言い張り徹すのは争いの元となりましょうが、私もここを
読んで、「ちょっと誇らしくも嬉しくも」なったのでした。

戦後、日本は戦争を深く反省して責任を感じ、相手国の意向を優先
させてきました。小泉政権になって、こちらの言い分も主張するよう
に変わってきました。中韓朝にとって面白くないことでしょう。

いつまでも「言いなりになる日本」ではなく、対等の関係を作り上げ
ていかなければならないのは当たり前のことです。
きっとできるはずです。
かつて無名の日本人が、尊厳性のある行動を見せたことで 異邦人
を驚倒させた。そのようにするべきです。

今、問題となるのは、中韓朝の身勝手な主張に同調して利権をあさる
尊厳の欠片もない政治家たちです。次第にいろいろなことが見えてき
ました。私は「悪しき意図を持つ政治家たち」を斬り、他国に対し理に
かなう主張が出来るように向きを変える良い時期だと思っています。


  郵政対決 2005年07月30日

参院特別委員会は29日、参考人質疑を行った

♠榊原英資慶大教授(元財務官)

 「民営化は百害あって一利なし」
 「郵貯は世界一大きな銀行で、今民営化すれば地方の金融機関は
 バタバタつぶれる。国債市場も支配される」と反対論を展開。
  「バタバタ」・・・ぷっ

♣中田宏横浜市長(元衆院議員)

 「法案は純粋な民営化論者には物足りないかもしれないが、国民の
 不安への配慮はしている」 と評価した上で、早期の民営化を求めた。 
     〜♥
 
 (時事通信)7月29日15時0分更新Yahooニュース(補;参考人全8名)

特定局長会、自民に大攻勢 − 賛成議員に絶縁状郵送

♠全国特定郵便局長会専務理事

 「自分たちこそ自民党を支えたと思っていただけに、民営化で郵便事
 業が滅んでしまうという我々の主張をきいてもらえなかったのは、悔し
 い」(自民執行部に対し)
     でしょうねぇ 持ちつ持たれつだったのにぃー

♣政府関係者
 「参議院会館に毎日、40から50人の特定局長がいる。やりすぎだ」
  
自民党内

♠森喜朗元首相
 「簡単に政権を明け渡すようなことをしては困る。野党になるかもしれ
 ないことを絶対にしてはいけない」(29日愛知県豊橋市内で講演)

♠綿貫民輔前衆議院議長と渡部恒三前衆議院副議長
 「国会審議中に政府側が解散について言うのは好ましくない 」

 (その後二人は、官邸申入れ後に国会内で現職、河野洋平・中野寛 
 成正副衆議院議長と会談)

♠綿貫氏
 「理由のない八つ当たりとも言うべき解散で、万が 一 にもこのような
 解散行われればわが国の憲政史上に重大な汚点を残す 」

♠河野衆議院議長
 「全くその通り、立法府で審議をしている最中にそういう発言はおか
 しい」

♣細田官房長官
 「総理に十分伝える。」と。

♥総理
 「どういうことなんですかねぇ 、官房長官から今、話を聞きましたよ。
 参議院で成立するよう今、全力を尽くしているんですから・・・」と。
 しかし・・
 「学校は夏休みだが、どうも政界は夏休みがなくなりそうだ。ふだん
 よりはかなりきつい夏になっている。」 言ってる〜

民主党は

 政権戦略委員会(委員長:岡田克也党代表)次期総選挙のスロー
 ガン決める。8月上旬にはポスターも刷り上り臨戦態勢。
 そのスローガンは〜!
♠「も っ と 大 事 な こ と が あ る 」 ぷっ 中味は〜?
 

■山崎拓氏が朝日新聞記者の質問に答える (一部)

参院で秘訣された場合、解散を示唆する発言を繰り返しているが
盟友として「政治空白を作る解散をやめよ」と忠告する考えは?

⇒「小泉純一郎という政治家は、総裁選に3回挑戦して3回とも郵政
 民営化一本。それを承知で救世主として総裁に選んだ自民党員に
 は止める資格も権利もない。

継続審議なら、成立の可能性も残るが

⇒「首相の残った任期からして、この時期しかない。経験に基づく正
 しい判断だ。

首相は解散して、何をねらうのか

⇒「郵政民有化をやるためだ。国会で駄目だと言われたので民意を
 問う。国民が駄目だと言えば、政権も自分も終りになるけれども」

 
--------------------------------------------------------------------------------
 
    
 もしあなたがたを迎えもせず、
 またあなたがたの言葉を聞きもしない人があれば、
 その家や町を立ち去る時に、
 足のちりを払い落しなさい。 聖書マタイによる福音書10章14節


イエスが弟子を遣わすにあたり言われたという、聖言の1節をふと
思いました。

小泉総理は、永田町では良くも悪くも「変人」と言われ、「政治家と
しての常識が通じない」と言われています。冷めた目で政界を眺め
て、変えねばならないという信念を 持たれたのだと思います。

 「戦後の再建時代から奇跡の経済成長、そして経済大国への
 道のりは変化の連続であったが、さらに明日の日本を考えると
 き、こうした変化に従来の体制を変革、適応させていくのが
 政治というものである」 『郵政省解体論』より


小泉総理には、どうしても国のために必要な改革だという信念がある。
だから、国会で駄目だと言われて断念するわけにはいかない。国民に
は必ず指示されるはずだ・・と。

けれど、国民も駄目だと言った場合・・

そう・・・小泉総理は何の憂いもなく見捨てるべきだと思います。 

多くの政治家が目先の経済指数に囚われ、不良債権処理を先送りにし、
日本経済を長期の低迷に停滞させました。

恐れずこの問題に真っ正面から取り組み、十数年ぶりに不良債権処理
を軌道に乗せたのは誰か。

結果として、公共投資に頼らない自律的な経済成長への道筋が確立し
ました。小泉総理の実績でしょう。

この間、他の政治家が何をしていたか?

野中広務氏等の経世会の政治家や亀井静香氏、古賀誠氏等は小泉
批判を繰り返しました。メデイアもね。

こういうことを目の当たりに見ていて、それでも国民が駄目だと言った
場合・・
小泉総理は未練もなく「足のちりを払い落し」去っていくでしょうね


 < 過去  INDEX  未来 >


keiko [HOMEPAGE]