備忘録
こば



 「光の雨」

高橋伴明監督 出演 萩原聖人 裕木奈江 山本太郎

“革命をしたかった”
連合赤軍の映画。あさま山荘事件の名前くらいしか知らないで観に行ったのですが(プロジェクトXはビデオに撮ったまま未見)なかなか興味深かったです。
立松和平の原作をそのまま映画にするのではなく、劇中劇にして映画の中で映画を撮っているという形にしたのは正解だったと思います。そうでないと救いようもなく暗くなってしまっただろうし、妙なノスタルジック感も出てしまっただろうとラストの原作者の独白を聞いて思いました。
映画(過去)と現実の交じり具合が違和感なく、途中では現実が映画に引きずられたような不安感があるのですが(「(撮影が)終らないかもしれない」という台詞も象徴的)最後にはクランクアップし、影響は残しつつも越えたような清々しさを感じました。
連合赤軍の行動に関しては“いかれてる“のひとことなのですが自分があの中にいても同じだったような気もするし…そのひとことで片付けるのは簡単すぎるのかもしれません。私には彼らのいう“革命“はさっぱりわからないですし、彼らのやっていたことはまるで逆のことだったし…やはりいかれていたというしかないのかな。少なくともあの山のへ入る前後からは。一種の集団宗教のような気持ち悪さとそれ以上に未熟さを感じました。そういうものはいくらでも今もあると思う。

2002年01月13日(日)
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