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| 2021年03月17日(水) ■ |
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| 俺は君子だろうか?、いや違う |
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書籍「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 (伊坂幸太郎著・幻冬舎刊・285頁)から。 久しぶりの伊坂幸太郎さんの世界を味わったが、 映画「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を鑑賞後。(汗) 彼らしい、ところどころに散りばめられている伏線が丸見えで、 ちょっとばかり、気が抜けてしまった感じさえした。 ただ、映画には、タイトルの意味が説明されていないが、 書籍では、しっかり定義されていた。 「これが出会いだって、その瞬間に感じるんじゃなくて、 後でね、思い返して、分かるもの。 小さく聞こえてくる、夜の音楽みたいに? そういえば『小夜曲』ってなかったっけ? モーツァルトの」 僕は言う。「あの超有名な」 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク?」織田由美が言う。 ドイツ語で「ある、小さな、夜の曲」 だから「小夜曲」とはそのまんまじゃないか・・。」 「出会い」=「小夜曲」=「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 この図式がわからないと、なかなか映像だけではわからない。 今回の場合「他力本願」=「自力本願」という仕掛けがいい。 私としては「君子危うきに近寄らず。」と呟いた後、 「俺は君子だろうか?、いや違う」と自問して、 「近寄る」を選択するところが面白かったなぁ。
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