
|
 |
| 2020年11月26日(木) ■ |
 |
| 怪我をしたくて怪我をする人はいないわけで |
 |
貴景勝関の優勝で幕を閉じた、今年の大相撲11月場所。 横綱、大関陣が相次いで休場する中、 孤軍奮闘の言葉が相応しい、一人大関の活躍だった。 「大関の底力を見せてもらった」 そうコメントした解説者もいたくらい、 「大関」という地位の重さを私たちは教えてもらった。 そんな意味もあったのか、インタビュアーが 「怪我で休場する上位陣が多かった中で・・」と、 その感想を求めようとしたら、息を整えながら、 貴景勝関は、キッパリと言い放った。 「怪我をしたくて怪我をする人はいないわけで」 この言葉は、休場した横綱、大関に敬意を評した、 彼らしい台詞として、私の心に残った。 楽しみにしていた、プロ野球の日本シリーズは、 ソフトバンクの4連勝で呆気なく終わり、 負けた巨人に激しいバッシングが、飛び交っているが、 貴景勝関の言葉が、ふっと頭に浮かんだ。 「負けたくて負けようとする選手はいないわけで」 コロナ禍の中で、死力を尽くして戦った両チームに、 拍手を送るだけでいい、そんな気がする。
|
|