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| 2020年08月25日(火) ■ |
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| 孤独って影響力を失ったのを知ること |
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映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)から。 う〜ん、何も映画にしなくてもTVドラマでいいのに、 そんな気持ちを持ちながら、観終わってしまった。(汗) 監督はこの映画で何を伝えたかったのか、伝わってこなかった。 未来が過去の意味を変えていくというのなら、 映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)と変わらないし、 冒頭の「(6年前)やっぱり走らない。彼との待ち合わせもそうなの?」 「慌てたら幸せは逃げていくって言うでしょ?」という友との会話か 「花の姿を知らないまま眺めたつぼみは、 知ってからはもう同じつぼみには見えないんだよね」の台詞が 妙に引っかかっていたから、この辺りかなと推測した。 メモを振り返りながら、私的に気に入ったのは 「今日ね、マドリードで20歳の天才ギタリストに会ったんですよ。 『どうも蒔野です』って挨拶したら『あなたの事は知ってます』、 それだけ。褒めるでもなくけなすでもなく、 孤独って影響力を失ったのを知ること、なんですかね。 自分だけは歳をとってもそんな幻滅は味わうことがないって どっかでそう思ってました」というフレーズ。 会社を定年退職すると、孤独になるっていうけど、 飲み会やゴルフに誘われなくなることではなく、 やはり「社会・会社に対して、自分の影響力がないこと」を 感じた時に、孤独を意識するんだな、と思った。 それを受け入れることができれば、孤独じゃないんだけど。
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