
|
 |
| 2020年08月08日(土) ■ |
 |
| マスクをしたまま、声を出さずに心の中でご唱和ください |
 |
何か大きな行事があると「君が代斉唱」をするけれど、 今年は、いろいろなところで、工夫が凝らされている。 ピアノだけ弾いて、代表の人たちが歌うこともあれば、 曲だけ流すパターンもある。 もちろん、歌うことは御法度とばかり、省略された場合もある。 そんな特別の夏に開催された、 令和2年・大相撲7月場所、元大関の「照ノ富士」が優勝した時、 会場には、こんなメッセージが流れた。 「マスクをしたまま、声を出さずに心の中でご唱和ください」 この「心の中で」というフレーズが、印象に残った。 声を出して歌うのとは趣が違い、私にはしっくりときたのだが、 以前、博物館で見た「さざれ石」を思い出したり、 「千代に八千代に」という言葉が、漢字として頭に浮かんだり、 より「君が代」が厳かな国歌なんだと、実感できた。 「心の中」って、本当に広いんだ、と気付いたことが、 私にとっては、大きな喜びとなった。
|
|