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| 2019年12月18日(水) ■ |
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| ねぇ、みんな向こうに川があるわよ |
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映画「あゝひめゆりの塔」(舛田利雄監督)から。 戦時中の沖縄が舞台の作品なので、あまり関心を示さなかったが、 実は、私の住む町の国天然記念物「柿田川」がロケ地の1つだったと知り、 どんな場面で使われたのか、興味があって鑑賞した。 もちろん、吉永小百合さん主演とあり、その関心度はより高まった。 戦時中の映画は、今までに何作も観てきたが、 今回、とてもショッキングなシーンを目にすることとなった。 それは「敵国の攻撃から逃げているにもかかわらず、 近くに落ちた爆弾、爆撃の衝撃、音にも反応せず、ただ黙々と歩く姿」 当初は爆弾一発ずつに恐怖を感じ、反応していたにもかかわらず、 後半には、日々の攻撃に慣れてしまったのか、ぴくりともしない。 人間の慣れって恐ろしいな、と悲しくなってしまった。 しかしお目当ての「柿田川」のシーン。 「なんでこんなに静かなんだ」というくらい敵の攻撃がなくなり、 「ねぇ、みんな向こうに川があるわよ」と「柿田川」に入り体の汚れを洗う。 「普通の女子学生に戻る風景」というか「人間として生き返るシーン」に 柿田川が活用され、撮影されたことは、とても光栄であるが、 最後、その清流が血に染まる光景に、胸が痛くなった。 柿田川に「ひめゆり」が咲いていたら、大切にしたいな。
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