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| 2019年05月08日(水) ■ |
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| 名門を汚すのはリコールじゃない、不正なんだよ |
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映画「空飛ぶタイヤ」(本木克英監督)から。 ストーリーは、予想通りの展開だったので、驚きはなかった。 テーマの1つである、大企業によるリコール隠しの現実が、 浮き彫りにされたけど、主役は誰?と思うような場面も。(汗) そんな中、大きな組織であればこそのセリフが面白かった。 「誰が書いたかわからない書類は握りつぶされるでしょう、 それがウチの社風です。発信する前にはまず名前を名乗る」 「君にとってベスト職場と言うのはどういうものだろうか?」 「ベストかどうかを言っても仕方ないと思いますが、 会社には戦略がありそれに沿った組織作りがあるわけですから」 「私どもの組織と言うのは、若干一般には理解しづらい部分もありまして、 正直いつ調整がつくのかわからないところがあります」 「澤田課長がどんな素晴らしい企画を立てても、 現場で通すのは不可能です。企画の中身ではなく、政治的な判断で」など、 大きな組織になればなるほど、あり得そうな会話だな、とメモをした。 そして、大企業のリコール隠しを捜査した刑事が、狩野常務に向かって、 取調室で言い放つセリフが、面白かった。 「ホープ自動車っていや名門企業じゃねえか。 名門を汚すのはリコールじゃない、不正なんだよ」 そうそう、今回の作品は、このワンフレーズに尽きるな。
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