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| 2019年03月08日(金) ■ |
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| とことん悲しむんだ、共に生きたいなら |
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映画「ウインド・リバー」(テイラー・シェリダン監督)から。 まずはタイトルが気になったが、物語前半、道路脇の看板に登場した。 「ウインド・リバー 先住民保留地」(INDIAN RESERVATION) そのアメリカ辺境の地「先住民保留地」で起こる事件は、 酷いとしか表現できない差別問題であるが、 娘を、開拓してきた奴らに犯され殺された、先住民の父親は、 どこに怒りをぶつけていいのか、途方に暮れていた。 そんな時、親友の主人公が声を掛けた。 「時が癒すと言うが、実際は違う。 気休めに過ぎないが・・痛みには慣れる」と前置きをして、 主人公自身が同じようなことを体験し、 悩み苦しんだときにカウンセラーに言われた言葉らしい。 「いい知らせと悪い知らせがある」 「悪い知らせは、君が決して元には戻れないこと。 娘の死を埋められるものなどどこにもない。 いい知らせは、事実を受け入れ、苦しめば、娘と心の中で会えること。 娘がくれた愛も喜びも憶えていられる。 痛みから逃げちゃダメなんだ、逃げると失う。 娘の思い出すべてを、1つ残らずな。 初めての一歩から最後の笑顔まで消えちまう。 苦しめ、マーティン。とことん悲しむんだ、共に生きたいなら」 とても心に残ったアドバイスだったし、胸が張り裂けそうになった。
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