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| 2018年03月18日(日) ■ |
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| 君が好きな物を注文出来るように |
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映画「幸せなひとりぼっち」(ハンネス・ホルム監督)から。 妻に先立たれた老人が、変人と言われるほど頑固を貫き、 孤独感を味わいながら生活している。 その彼が、隣人一家をはじめ多くの人との触れあいを通して、 少しずつ再生していく姿を描いた作品なのだが、 気になる一言は、まだ若かった彼と妻が、 始めて出かけた、食事のデートシーンの回想場面。 お金がなく助けてもらった恩を忘れず、やっと貯めたお金を握りしめ、 彼女を待ち続けた。 そして「お金を返したかったんだ」と渡そうとすると、 彼女は、サラッと「食事のほうがうれしいわ」とデートに誘う。 そして、楽しみにしていた、レストランでの食事シーン。 若い男性なのに、あまり注文しない様子をみかねて、 「それだけでいいの?」と、彼女が彼に尋ねる。 彼はすまなそうに「食べてきた・・」とぼそっと呟く。 その答えを耳にして、慌てて彼女が「どうして?」と聞き返す。 そして、彼はこう答える。 「君が好きな物を注文出来るように」 貧乏でやっと貯めたお金だから、2人分だと少ししか食べられない。 それよりも、彼女に好きな物を好きなだけ注文して欲しい、 だから自分は事前に自宅でお腹を膨らませてきた。 こんなことを言われて、嬉しくない女性はいないだろう。 ストーリーとはあまり関係ないシーンだけど、よかったなぁ。
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