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| 2016年11月18日(金) ■ |
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| アフリカに殺人事件などありません。 |
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映画「ナイロビの蜂」(フェルナンド・メイレレス監督)から。 (10年ほど前の)アフリカで暮らす、 英国外務省一等書記官ジャスティンと妻テッサ。 彼らは、文明社会がアフリカ人をモルモットして、 新薬の研究をしていることを知り、大きな敵に立ち向かう。 物語の最後に、そんな悲惨なアフリカの状況と、 先進国の残酷さを伝えるメッセージが語られるシーンがある。 「アフリカに殺人事件などありません。 『痛ましい死』があるのみ。 そのような死を超え、文明社会は利益を得ます。 利益はたやすく得られます。 彼らの命は、あまりにも安いからです」 「世界中がアフリカを食い物に・・」というフレーズで、 胸が痛くなるのを感じた。 彼らの犠牲の上に、私たち先進国の人たちが生きていることを、 どれだけの人が意識しているだろうか。 これは想像の話ではなく、現実なのかもしれない。 外交官の夫が寝ている様子を、妻がビデオで映しながら、 こんなメッセージを添えている。 「(夫は)理想の世界を夢見て眠ってる。 彼の理想の世界とは・・雑草のない世界よ」と。 そして彼女は、ガーデニングを趣味と言いながら、 「雑草を抜かなくちゃ」と、大きな権力に戦いを挑み亡くなる。 この結末に、やるせない気持ちで観終わった。 まさか、エイズの治療薬も「アフリカ」で試してないよね。(汗)
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