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| 2016年07月01日(金) ■ |
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| くだものだもの、なんか相田みつをみたいでさ |
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映画「オムライス」(木村祐一監督)から。「大爆笑」の一言に尽きた。 映画の内容そのものを、私自身が日常の中で20年以上体現している。 逆にいうと、こんなことが「映画」になるのか、という驚き。(笑) 何気ない日常の面白い風景を発見し、そこから物語を想像していく、 この楽しさは、誰にも迷惑をかけず、お金もかからないから、 これからもずっと続けていきたい、と思っていた矢先に、 この作品にぶつかった。 個人的な趣味から言えば 「無断駐車は注射します。院長」という病院前の看板。 「安いよ安いよ、明日はもっと安いよ」という店員の掛け声。 「特急ドライ 6時間仕上げ」(クリーニング店の看板)を見上げながら 「ねぇ、特急で6時間って遅くない?」という主婦の会話。 「(株)イー・エヌ・ディー・オー」(遠藤)と書かれたトラック。 「馬場正一 馬場君6票」「先生、違います。それ名前です」という、 学校での役員選挙結果。 古い「くだもの」という看板と、新しい「くだもの」という看板が重なり、 「くだものだもの」となってしまった、お店の看板を3人で眺めながら (いいんじゃない)「くだものだもの、なんか相田みつをみたいでさ」。 こうして書いていても、笑い出してしまう、私の趣味そのままの作品に、 周囲から奇怪に見られていた自分の行動が、なぜか評価された気になった。 同じ視点のお笑い芸人、木村祐一さんのファンになりそうだ。
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