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| 2016年06月29日(水) ■ |
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| 「クラスター」とは「ぶどうの房」 |
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書籍「ものづくり最後の砦」 (山岡淳一郎著・日本実業出版社刊・251頁)から。 日本の製造業(ものづくり)の現状と課題を説明しながら、 人件費などの高騰で、生産工場が海外にシフトしていく、 今までの悪循環を断ち切るためには、関連企業の集積が必須で、 それも「クラスター」と呼ばれる集合体が必要だと訴えている。 その代表として「成長産業である航空産業」を挙げ、 日本における製造業の最後の砦として、掲げている。 そもそも「クラスター」の概念が、うまくイメージできなかったが、 「クラスターとは、単なる企業の集積ではなく、 ぶとうの房のように、研究機関や学校、自治体などを含めて、 ネットワークを築き、市場革新を目指すもの。 いわば『新しい産業の森』が生まれようとしているのである」 この表現で、なるほど・・と思った。 一つの目的のために、いろいろな職種の産業が集まり、 城下町のように、町全体でその雰囲気を出していく。 それこそ「ぶどうの房」に相応しい街が誕生していく気がする。 頑張ろうっと。
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