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| 2016年05月15日(日) ■ |
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| ここは君たちの言う「煉獄」だ |
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映画「追憶の森」(ガス・バン・サント監督)から。 (まだ観ていない人、ネタばれ、ごめんなさい) 「静岡を出ますと次は浜松に停まります」の車内案内で おいおい、どこまでいくつもりなんだ・・という突っ込みで メモを取り出したが、帰宅後、映画館の暗闇で書いたメモを 読み直したら、その脚本の素晴らしさに驚かされた。 その中で「ここは君たちの言う『煉獄』だ」という台詞が、 妙に引っかかった。 辞書によると「煉獄」とは「天国には行けなかったが 地獄にも墜ちなかった人の行く中間的なところであり、 苦罰によって罪を清められた後、天国に入るとされる」とあり、 日本の富士山青木ヶ原樹海が、その役割を果たしている。 価値観の違いで、いがみ合っていた夫婦が、妻の病気を機に やっと望んでいた夫婦の形が取り戻せると思った矢先の妻の死。 これは「ナカムラタクミ」という1人の日本人男性を通して、 夫婦で迷いながらも、お互い助け合って苦難を乗り切っていく、 2人が望んでいた夫婦の形だったのかも・・と理解した。 DVDが発売されたら、もう一度、台詞をメモしながら、 「愛は、思わぬところであなたを待っています。」の意味を、 じっくり味わってみたい。
P.S. 鑑賞後、ふと頭に浮かんだのは「ナカムラタクミ」の意味、 「NTTドコモCM・携帯電話役の『渡辺謙』さん」、そして 映画「靴職人と魔法のミシン」(トーマス・マッカーシー監督)
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