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| 2016年04月11日(月) ■ |
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| 才能が彼を傲慢にしています。 |
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映画「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」 (ジョージ・ルーカス監督)から。 オビ=ワンのもとで修行を積んだアナキン・スカイウォーカー、 その成長ぶりは、目をみはるものがあった。 教えられたことを何でも吸収してしまう、海綿体のように。 しかし、彼の周囲は、その才能こそが危険だと感じていた。 「技量はズバ抜けてる。まだ学ぶべきことが・・」 「才能が彼を傲慢にしています」 「先生は生徒の弱点を厳しくみるのよ。それで成長を」 「アナキン、成長を焦らないで」 多くの台詞が、彼の急激な成長を危惧しているかのように。 誰にも負けないという技量(知識)は、 時として、向かうところ敵なし、とばかり、先生をも威嚇し、 せっかくの助言・忠告にも耳を貸さなくなる。 そのうち、誰も近づかなくなり、気付いた時にはひとりぼっち。 そんな彼を喜んで受け入れてくれたのは、フォースの暗黒面。 自分を存在を認めてくれ、活躍の場を与えてくれたのだから、 一番大切な「正義・慈悲の心」を学ぶ前に「悪」に流れた。 ここで、謙虚になれるかどうかが、彼の分かれ道だったな。 まぁ、物語としては、この展開のほうが面白いけれど・・。
P.S. 物語の途中「C-3PO」が呟く台詞がなぜか、印象に残っていた。 「分析ドロイドどもは、データ偏重だからな。 君らは、もっと敬意を払うべきだ、『知識』と『知恵』の違いにな」
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