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| 2015年09月30日(水) ■ |
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| 潮汁は、寿司屋の「ガリ」と同じだから |
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地魚を残さず食べ尽くす、そんなコンセプトがあるのか、 私たちの目の前には、他店ではあまり口にできにないような、 魚が出され、テンションが上がったまま口に放り込んでいた。 そんな時、さらっと「潮汁」が出され、お店の大将が 「潮汁は、寿司屋の『ガリ』と同じだから」と呟いた。 潮汁(うしおじる)は、魚介類を使用したお吸い物の一つ。 出汁を使用して塩を主に味付けした汁物料理であり、 具から出る旨味を利用したもの。 漁師料理がルーツともされ、釣ったばかりの魚を船の上で 食べる時、一緒に飲んでるイメージが私にはある。 1つひとつの素材の味を大切にし「お口直し」の役をしている 「寿司屋のガリ」に例えるなんて、洒落ているな、と思った。 新鮮だけど生臭い魚の味は、ちょっと辛口の日本酒で消すものと 勘違いしていた私には、表現が新鮮だっただけでなく、 寿司屋のガリの役割も再認識することになった。 どの料理にも、口の中の味覚を一度リセットする 「お口直し」的存在の素材があることが嬉しかった。 料理の主役ばかりではなく、それを引き立たせる脇役の大切さ、 そんなものを「潮汁」で気付かせてもらった。 奥が深いなぁ、料理の世界って。
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