
|
 |
| 2015年07月08日(水) ■ |
 |
| でも、知り過ぎない方がいいんだよ |
 |
映画「ヒア アフター」(クリント・イーストウッド監督)から。 「死者と語る人生なんて意味がない」という理由で、 霊能者を辞めた、肉体労働者のジョージが、 料理教室で知り合った女性に、その霊能力を使って欲しいと頼まれる。 彼は何度も何度も断るが、彼女は引き下がらない。 霊能力を使う前に、彼が彼女に囁く。 「誰かのことを全て知るのは、いいことに思えるかもしれない。」 そう前置きをして「でも、知り過ぎない方がいいんだよ」と。 結局は、彼女の過去・人間関係を知ることになり、 元の関係に戻ることはなかった。 人間、生きていく上で、誰も知らないような「秘密」も必要、 そう教えられたような気がする。 好きだから、愛しているから・・あなたのすべてが知りたい。 そういう台詞は、ラブストーリーのワンシーンとしては素敵だけれど、 現実としては、息が詰まってしまい、ストレスが溜まることもあり得る。 適当な「秘密」と適当な「謎」の部分を持ち合わせた方が、 より親しい関係が築けるかもしれない。 これは、人間関係の大前提として、記憶に留めたい。 タイトルの「ヒア アフター」(Hereafter)は、辞書によると 「来世」の意味なんだろうけれど、あまり関係なかったなぁ。 「死後の世界」の方が、スッキリするのになぁ。
PS. 津波のシーンを始め、目を背けたくなる場面の連続。 たぶん、3.11の後では、作れなかったのではないだろうか。
|
|