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| 2015年05月06日(水) ■ |
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| 人間の性癖や欲望に不純も純粋もない |
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書籍「ただ遊べ 帰らぬ道は誰も同じ。(団鬼六語録)」 (団鬼六著・祥伝社新書刊・281頁)から。 私は「○○語録」というフレーズに弱く、つい手にしてしまう。 今回も、違う本を借りに図書館に足を運んだのに、目についた 「団鬼六語録」をパラパラと頁をめくり、借りてしまった。 内容は、けっこう際どい表現もあり、なかなか紹介しにくいが、 人間の性欲、性癖を知り尽くした彼らしいフレーズが溢れていた。 特に、波瀾万丈の人生から掴んだ言葉は、なぜかグッときた。 「人間は不本意に生き、不本意に死んでいくものだ。 だからせめて快楽くらい求めてもいいと思っている」 「勝ち目がなくても逆転があると思うのが人生です」 「絶対勝つと思っても、負けるのが人生です」 これは、彼がSM作家と知らない人が耳にすれば、 とても含蓄のあるフレーズとして、捉えているかもしれない。 読者にお許しを願って、彼らしい台詞を取り上げるとすれば、 「女のSMは後天的なものだから、男のリードによって、 どちらにもなれる」から始まり、 「性欲が人間の本能であるなら、性癖は人間の宿命のように思われる」 「人間の性癖や欲望に不純も純粋もない」 「教師がSM小説を書くという事にうしろめたさを感じるのではなく、 SM小説を書く人間が教師をやるという事にうしろめたさを 感じなければならないわけだ」まで、実は頷くことは多かった。 たまには、こうした破天荒な生き方をした人の語録も読んでみるといい。 「はっ」と気付かされることが多いのも事実だから。(笑)
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