初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2015年02月22日(日)
タイトルは「無題」が多かった。

静岡県立美術館の企画展
「・・ノート、夢のしるし 石田徹也展。」から。
(「とにかく、かく」が、創造の秘密だった。)という
キャッチコピーに惹かれて、久しぶりに足を運んだが、
美術鑑賞というより、自分の心と向き合う時間となった。
「51冊のスケッチブックに描かれた、下絵やアイデアノートを
初公開します。また、随所に石田の言葉を紹介し、
制作の過程や思考の跡をたどり、創造の秘密を探ります。」
まさしく、そのとおりの展覧会だったし、
今、巷で話題になっている「風刺」を「ユーモア」にして、
観る私たちに考えさせる機会を与えてくれた。
美しいとか、幾何学的ではなく、一枚一枚に描かれた題材を、
観る人の状態によって「楽しくなったり、悲しくなったり」
自由に感じてもらえばいい、そんな想いがあるのだろうか、
タイトルは「無題」が多かった。
思い浮かばなかったのではなく、意識的に「無題」とする発想、
自分の精神状態で、タイトルを付けて・・と言わんばかりである。
そんな彼が生きていたら、世界を騒がせている「風刺絵」を、
どう感じて、どんな絵を描いただろうか、とても気になる。
名画と言えるかどうか、わからないが、久しぶりに
「心を揺さぶられた絵画」に出会った企画展であった。