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| 2014年12月15日(月) ■ |
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| 献体がなければ医者は育たない。 |
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最近、看護師さんの知り合いが増えたから、ではありませんが、 映画「眉山」(犬童一心監督)から。 観ようと思った動機が、物語の主人公である母役と娘役が、 宮本信子さんと松嶋菜々子さんだったので、不純ではあったが、 観終わると、さだまさしさんの原作らしい「爽やかさ」が残った。 特に、末期がんに冒された母、龍子さんが 献体支援組織「夢草会」に登録をしていたことが印象的である。 インターネットによると「献体」とは「医学および歯学の発展のため、 また、力量の高い医師・歯科医師を社会へ送りだすために、 死後に自分の肉体(遺体)を解剖学の実習用教材となる事を約し、 遺族が故人の意思に沿って医学部・歯学部の解剖学教室などに 提供することである」 いくら医療技術が進もうと、医師が扱うのは「生身の人間」であり、 それは、どれくらい多くの解剖(手術)を経験してきたかにより、 医師として自信がついてくるものではないか、と思う。 家族(遺族)としては遺体が長い期間戻らず、ヤキモキするだろうが、 「献体がなければ医者は育たない。お母さんはそういう深いところで 医学を理解しているんじゃないですか」という台詞が示す通り、 死んでも、社会の役に立とうとする献身的な心構えがあるからこそ 生きている時も、悪いものは悪い、ダメなものはダメと、 誰彼とはなく、叱ることが出来るのだろう、と羨ましくもあった。 「生き様」だけでなく「死に様」をも考えさせられた作品として、 私の今後の生き方の参考にしたい。
P.S 親子(母娘)をテーマにした映画で「また親子丼か」という台詞、 意味もなく可笑しくなりメモしてしまったが、考え過ぎだろうか?
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