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| 2014年05月09日(金) ■ |
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| まだ「水五訓」やってますよ |
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3月まで勤務していた職場のスタッフと呑む機会を得た。 まだひと月ちょっとしか経っていないが、もう遠い昔のようで、 なんとなく、新しい体制の様子を訊くのも、気がひけたが、 一番若いスタッフから、私を喜ばす嬉しいメッセージをいただいた。 それが「まだ『水五訓』やってますよ」 実は、どの課でも「朝の朝礼」として「あいさつ五則」を実施、 「おはようございます」「お世話になります」 「お待たせいたしました」「恐れ入ります」「お疲れ様でした」 「町歌」の音楽が鳴り終わると、課員がおもむろに起立して、 一日のスケジュール確認のあと、全員で「あいさつ五則」を唱和する。 何年も親しんできた朝の風景であり、仕事の始めに、大きな声を出す、 その習慣を否定するものではない。 しかし不思議なことに、誰も暗記しようとせず、課内の壁に貼られた 「あいさつ五則」を、淡々と読んでいるとしか思えない。 だから私は、以前の課では「あいさつ五則」は実施せず、 代わりに「水五訓」を、一日一つずつ唱和させていた。 「水の町」「柿田川の町」「清流の町」だからこそ、 「水」の性質に例え、仕事の姿勢、生き方を教えたかったからだ。 それを続けてくれると知って、嬉しかったので、気になる一言。 朝礼の「あいさつ五則」、その狙いは何か・・・もう一度、考えてみたい。
「水五訓」 一 自ら活動して他を動かしむるは水なり 一 障害に逢ひて激しくその勢力を倍加するは水なり 一 常に己の進路を求めてやまざるは水なり 一 自ら潔くして、他の汚濁を洗い 而して清濁併せ容るは水なり 一 洋々として大海を充たし、発して雲となり、雨と変じ、 凍りては玲瓏なる氷雲と化して その性を失わざるは水なり
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