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| 2014年04月26日(土) ■ |
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| あたしはリップクリームになって |
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書籍「江國香織詩集 すみれの花の砂糖づけ」 (江國香織著・理論社刊・132頁)から。 最近、意識して「詩集」を読むことにしている。 最近、読書のほとんどが、映画の原作や小説・自己啓発本。 特に「自己啓発」も含めた、ハウツウ・ノウハウ本は、 たしかに「なるほど」と思うフレーズが多いけれど、 頭がスッキリする感覚は、なかなか味わえないのも事実。 その点「詩」は、読者の感性によって、イメージが膨らみ、 なおかつ、フレーズが短いから、印象にも残る。 頭が疲れた時に、何気なく開いた「詩集」によって、 リラックスさせられたこともしばしば。 今回は、ちょっと意味深でもあるし、 男の私には想像できなかった表現を書き留めた。 『あたしはリップクリームになって』 「あなたのくちびるをまもりたい 日ざしからも寒さからも乾燥からも あなたのつまのくちびるからも」 やっぱり、女の人の感性ってすごい、と感じる瞬間である。 男には、こんな感覚がないものなぁ、たぶん・・。(汗)
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