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| 2014年03月23日(日) ■ |
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| 絶対、あとあとおかしいことになるって |
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映画「ラヂオの時間」(三谷幸喜監督)から。 「人間に想像する力がある限り、 ラジオドラマには無限の可能性がある、僕はそう思う」 冒頭部分にあるこのフレーズをメモして納得したが、 視聴者に想像力を任せて、どうにでも設定を変えられる、 という怖さもある。 原作の設定は、日本の熱海なのに、声優のわがままで、 場面がニューヨークやシカゴになることもできるし、 平凡な主婦が、女弁護士になったり、漁師がパイロットに。 まぁ、ハチャメチャに変わる設定に、イライラしていたら、 唐沢寿明さん扮する、ディレクター・工藤が叫んだ。 「これは無理だよ、設定を元に戻して方がいいって。 絶対、あとあとおかしいことになるって」 その場しのぎのアイデアや思い付きは、あとあとになって おかしくなってしまうことは私たちの生活でもよくある。 先の先まで考えて変更することの必要性、 ダメだと感じたら、途中でも元に戻す勇気も必要だろう。 そんなことを考えながら鑑賞したが、 監督はこの作品で何を伝えたかったんだろうか、不明。(笑)
P.S. 戸田恵子さん扮する主演女優「千本のっこ」のインパクトが 強すぎた気がするなぁ。 なんたって「千本のっこの新曲」は「渡りに舟」だからね。
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