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しもさんの「気になる一言」
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2014年03月07日(金)
「よう」になるなら「ら」は必要、「ろう」は不要

書籍「日本人の知らない日本語4」(蛇蔵&海野凪子著・
メディアファクトリー刊・143頁)(番外編・外国編)から。
日本語を学びたければ、外国人相手の日本語教師に学べ!!
そう言いたくなるような、新しい発見がある。
以前、話題になった「ら抜き言葉」。
言葉は時代によって変化する、そんな考え方もあるが、
若者の言葉の乱れを声高に叫んだ人も多かった気がする。
ではその「ら抜き言葉のチェック方法は?」と訊かれると、
すっと説明が出来ないのも事実であるが、その見分け方が
この本に書かれていた。
例えば「投げれた」「走れた」をチェックしたい場合、
「〜しよう」の形に変えてみて、とアドバイスが掲載されている。
「投げる→投げよう」「走る→走ろう」・・そんな形に変えてみる。
そして「『よう』になるなら『ら』は必要。『ろう』は不要です」
そう書いてある。
だから「投げれた」は「投げられた」、「走れた」は「走れた」が正しい。
この法則に従って「開けれる」「座れる」をチェックしたら、
「開ける→開けよう」だから「ら」は必要で「開けられる」、
「座る→座ろう」だから、「ら」は不要。
国語の先生より、外国人相手に日本語を教えている先生のほうが、
わかり易い説明が出来るのかもしれないな。