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2013年08月21日(水)
「オマージュ」と「盗作・パクリ」は紙一重

映画「東京家族」(山田洋次監督)と「東京物語」(小津安二郎監督)。
両作品を続けて鑑賞した。(「東京家族」・「東京物語」の順)
鑑賞後、メモした台詞を比較して驚いたというのが本音。
「東京家族」の説明に「名匠・小津安二郎の『東京物語』(1953)に
オマージュをささげた家族ドラマ」とあったからだ。
オマージュ(仏:hommage)とは、芸術や文学においては、
尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。
しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられるようだ。
しかし、今回は「盗作・パクリ」と紙一重だな、という感想を持った。
家族構成が少し変わっていたり、「熱海の旅館」が「横浜のホテル」に変わり、
宿泊施設の騒音が「麻雀の音」から「中国人のクレーム」に変わった。
もちろん、親・目上の人に対する言葉遣いなども微妙に変化していたが、
そんな生活環境が、60年近くの時の流れで変化しただけで、
物語の大筋とか、ちょっとした台詞まで、ほぼ同じでは、
厳しいようだが「オマージュ」と言えるのかどうか、甚だ疑問が残る。
こんなシーン、こんな台詞に、その想いを取り入れてみた、という
解説があったら、是非、読んでみたいと思う。
そう思うのは「東京物語(1953)」が、今、鑑賞しても見劣りしない、
考えさせられる作品だったからかもしれない。
異論・反論、大歓迎です。