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| 2013年07月05日(金) ■ |
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| さまよえるオランダ人みたいなことを言うなよ。 |
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書籍「錨を上げよ!」(百田尚樹著・講談社刊・ 上巻591頁・下巻616頁・計1207頁)より。 波乱万丈の主人公の人生に、驚きはしたものの、 ワーグナー作曲のオペラ「さまよえるオランダ人」と と繋がらなければ、長編としてただ読み終えたに違いない。 「さまよえるオランダ人みたいなことを言うなよ。」 「何や、それ?」「いや、何でもない」 作品中、何の前触れもなく、突然 「さまよえるオランダ人」という単語が登場するが 文脈の前後、その説明はどこにも出てこない。 何気ない会話だが、メモした私は気になって仕方がなかった。 メモを整理していたら、上巻冒頭に 「シェイクスピア」や「ゲーテ」などの名前も挙がり、 スケールの大きな話だったことに気がついた。 タイトルの「錨を上げよ!」も、作品には、1回しか出てこない。 しかし、オペラには何度か「錨」という単語が出てくる。 せっかくここまで読んだのだから、 ワーグナーの作曲も聴きたいし、オペラも観なくちゃなぁ。 好奇心旺盛も困ったもんだなぁ、ふぅ〜。(汗)
P.S. 映画「錨を上げて」も観たが、何も関係なかった。(笑)
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