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| 2013年05月16日(木) ■ |
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| ホンマ、クソは大事やけんの |
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映画「きな子 見習い警察犬の物語」(小林義則監督)から。 父親の職業だった警察犬訓練士を目指す主人公・望月杏子は、 入所した番場訓練所で、クソの話ばかりで驚く。 最初のアドバイスは「まずは、犬のクソに慣れるこっちゃ」であり、 早朝のひと仕事終えて、やっと朝食を食べている時も 「今日のクソ、どうやった?」とクソの話ばかり。 略さずに書くとすれば「今日の(犬たちの)クソ(の状態は)、どうやった?」 これは、警察犬を育てるには、基本中の基本、とのちに気付くのだが。 「立派なクソして学校へ行け。ホンマ、クソは大事やけんの」 所長は、自分たちの子どもにまで「クソ」の話をするから笑えるが、 そう言えば私も、一昨年他界してしまった愛犬「ジェイク」の体調を、 クソの色や形、臭いで判断していたことを思い出した。 それは、人間にだって同じことが言える体調管理の基本であろう。 排泄物として、立派なクソが出ることは、食育にも関係しそうだ。 どんなものを食べたら、立派なクソが出るのか、 体調が悪いときは、どんなクソなのか、知っておくことは大事、 そんなことを教えてもらった映画となった。
P.S. 残しておきたい台詞、ひとつ追加しておきます。 「お前という未熟な訓練士を育てるためにきな子がおる。 きな子という未熟な警察犬を育てるためにお前がおる。 はじめから立派な警察犬も訓練士もおらんと違うか?」
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