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| 2012年08月17日(金) ■ |
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| 「どういう知り合いですか?」「戦友です」 |
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映画「一枚のハガキ」(新藤兼人監督)から。 戦争を経験した人たちにとっては、たぶん・・ 思い出したくないシーンの連続だったかもしれない。 「撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、 自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマ」 そんな説明にもあまり実感がなかった私だが、 隣で観ていた老夫婦が、涙を流しながら観ていたので、 これはフィクションではなく、現実に近い描写なんだと、 驚きながら、メモをすることになった。 いくら戦争とはいえ、自分より歳が離れた若造に、 「貴様らは・・」と呼ばれることに、抵抗はなかったのか。 「スルメをかじって、鬼畜米兵をやっつけろ」 そんな滑稽なシーンが、なぜか笑い話にならず、 し〜んと静まる雰囲気に、当時の悲惨さが伝わってきた。 この気になる一言に残そうと思ったフレーズは、 「どういう知り合いですか?」「戦友です」という会話。 もうすぐ、こういう会話が交わされなくなると思うと、 まだ67年しか経っていないこの悲劇を、どんな形でも この世に残そうとした新藤監督の気持ちが伝わってきた。 「戦友」って、私たちが簡単に使える単語じゃないなぁ。
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