初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2012年01月07日(土)
危険極まりない下等動物なのだ。

書籍「ジェノサイド」(高野和明著・角川書店刊・590頁)から。
読み応え抜群の作品、当然私のメモも増えたので、
選ぶのに苦労したが、とりあえず(汗)、一つ紹介する。
進化した人類からみた、原生人類の評価が面白かった。
彼らから見た(私たち)現生人類とは「同種間の殺し合いに明け暮れ、
地球環境そのものを破壊するだけの科学技術を持つに至った、
危険極まりない下等動物なのだ」という表現が気になった。
「誕生から二十万年を費やしても殺し合いを止められなかった、
哀れな知的生物だ」とまで書いた上に、
「すべての生物種の中で、(私たち)人間だけが、
同種間の大量殺戮(ジェノサイド)を行なう唯一の動物」と定義している。
そして「そろそろ次の存在に、この星を譲ってもいい頃だと思うね」と
学者の口を通して表現した著者の気持ちが伝わってきた。
どんな理由があるにせよ、戦争は愚かな行為だと・・・
いつになったら、この世の人間たちは気付き、やめるのだろうか。
読み終えて、私も感じた「人間の残虐性」、怖い定義である。