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| 2011年12月30日(金) ■ |
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| 新年を祝うのは、嫌いだ |
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映画「人生万歳!」(ウッディ・アレン監督)から。 すっかり頑固な偏屈老人となってしまった、 ノーベル賞候補にもなった、元天才物理学者のボリスが主人公。 その主人公の口から、機関銃のように発せられる台詞は、 建前抜きの本音が語られていて、ウッディ・アレン監督らしい。 「残念だが、人間は『失敗した種』だ」から始まり、 「愛は、人々が言うようなものではない。 愛は、全てに勝たないし、永遠でもない」なんて言葉まで。 その中で私が気になったのは「新年を祝うのは、嫌いだ。」 続けて「誰もが必死で楽しもうと、無理やり祝ってる」と言う。 悲しい気持ちで新年を迎えたい人もいるし、 大騒ぎをせず、静かに過ごしたい人もいるはずなのに、 新年くらいは楽しく迎えるべきだ、みたいな風潮が嫌だ、と はっきりと口にする。 上手く言えないが、なんだかスッキリした感覚になった。 そして、作品の根底に流れているかのような台詞、 「あらゆる幸せは、全てつかの間だ。 だから、うまくいくなら『何でもあり』だ」が印象的だった。 ウッディ・アレン監督らしい、ハッピィエンド作品は、 いつも、人生の楽しみ方を教えてくれる。
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