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| 2011年08月05日(金) ■ |
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| 江戸時代に学ぶべきは「人の力」 |
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書籍「江戸の智恵」(「三方良し」で日本は復活する) (養老孟司・徳川恒孝著・PHP研究所刊・194頁) 養老氏・徳川氏が、思う存分、江戸時代を語っている。 注目は、やはり「人」に注目しているところだろうか。 「江戸」と言うと、当時の大都市が、循環型社会を形成し、 環境先進都市だった・・という話に落ちつくのかと思いきや、 「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、 目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、 260年ものあいだ平和と国力を築いた原動力、とまとめている。 武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていたからこそ、 行政の実務は町人や農村の顔役に任せたし、 お触れ(法律)の実施についても、杓子定規ではなく、 「目に余る」ときに罰した、と言う。 言い換えれば「法より世間の目が社会秩序を守ることを知っていた」 もう一度「人の力」について、江戸に学ぶ必要がありそうだ。 法律ばかり増えて、逆に、社会はどんどん悪化しているようだ。 だからこそ「人が人を教育していた時代に学ぼう」と言っている。 けっして「電気のない暮らしに戻れ」と言っているのではない。 やはり、事業仕分けに「教育」分野を入れたのは、失敗だな。
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